北京
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特別企画「新型コロナウイルス肺炎との戦い」(その2)
担当:王小燕、斉鵬
先週に続き、特別企画「新型コロナウイルス肺炎との戦い」をお送りします。まずは、先週の番組が放送された後に日本から届いたリスナーさんのお便り、応援のメッセージを抜粋してご紹介します。続いては、湖北省武漢市を中心に、中国での新型コロナウイルス感染への対応に関する最新情報です。
ここ数日の統計結果には2つの特徴があります。湖北省以外の地域の感染者の増加数が7日連続して減少していること、そして、武漢市、湖北省、全国の完治率が上昇中であることです。武漢市の感染者の完治率は1月27日の2.6%から2月10日には6.2%に、湖北省は1.7%から6.1%に、全国は1.3%から8.2%にとそれぞれ上がっていることが分かりました。
また、マスクの不足問題に関しては、2月8日の1日だけで、湖北省内の企業はN95マスク(医療現場で使われる高性能マスク)を12万枚以上生産しました。近く自給自足ができる見込みです。
また、湖北省内だけでなく、各地でマスクのメーカーを含む各業界が徐々に生産を再開しているので、医療用品などの需要と供給のアンバランスが少しずつ解決されそうです。
ところで、武漢市では火神山病院、雷神山病院と共に、市内の体育館や会議センター、学校、文化施設など13カ所(2月5日時点)に「臨時病院」(中国語名:「方舱医院」)が設置され、病床数が1万床以上に達したそうです。
その中の1つである「武漢国際コンベンションセンター」にある臨時病院がここ2、3日、話題になっています。なぜなら、周りの環境をものともせずに、終始落ち着いて読書を続ける若い男性患者や、毎日明るく中国独特な「広場ダンス」を踊る中年女性たちの姿がソーシャルメディアを通して広まり、話題を呼んだからです。「読書兄ちゃん」として知られる男性患者に対して、「心の落ち着きと強さがありがたい」「閉ざされている場所だが、本を読むことで心を世界に飛ばした」などと感心する声が上がり、医療関係者を巻き込んで広場ダンスを踊る患者に対しては、「病気に悩まされているはずのおばさんたちの明るい気持ちがお見事です」「絶対にこの病気に勝つという自信が伝わってきました」「私が今まで見た中で一番素晴らしい広場ダンスですね」などといったコメントが相次ぎました。
一方、見えないウイルスとの戦いが続いている武漢では、一般市民たちはどのような気持ちで毎日を過ごしているのでしょうか。最後は家族で武漢で暮らす市民の日記を抜粋してご紹介します。ぜひお聞きください。
この番組をお聞きになってのご意見、ご感想、そして武漢や湖北、中国に寄せる言葉をお待ちしております。
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