北京
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中国あれこれ&ミャオ族のアクセサリーと料理
「ハイウェイ北京」木曜日の番組は中国のトレンドや出来事などをご紹介する「中国あれこれ」と少数民族の話をお届けする「56の民族、56輪の花」の二つのコーナーでお送りします。
「中国あれこれ」では1人当たりのGDPが1万ドルの大台に乗った話や、カチコチモードに入った中国東北地方、上海市の2000年代生まれの若者の夢などについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」で取り上げるのはミャオ族の衣食に関する話です。
中国南部の広い範囲に居住するミャオ族。女性の服装の色や模様によってミャオ族は、黒、白、青、赤、花に大きく分けられます。ミャオ族には種類豊富な服装だけでなく、独自の銀のアクセサリーが全国的に知名度も高く、民族を問わず、多くの人に愛用されています。銀のアクセサリーは長い歴史を持ち、模様の多くは竜や鳳凰をイメージしたもので、大きいほど美しいとされ、帽子のように頭にかぶる「銀の角」は身長の半分ほどの高さのものもあります。ミャオ族は頭から足まで銀で飾り、頭のほか、首、耳、手首、足首、そして背中や腰にまでも銀のアクセサリーを飾ります。飾る量でその家族の豊かさが分かり、銀のアクセサリーには、豊かな暮らしを望むミャオ族の素朴な願いが込められています。
ミャオ族の料理は酸味があるのが特徴で、中国全土で好まれています。主食はお米、トウモロコシ、芋などの雑穀で、豚肉や鶏、アヒル、淡水魚などが料理されます。ミャオ族は昔、交通の不便な山間部に住んでいて、塩が手に入りにくかったため、酸味を中心とした料理を作っていました。この習慣が今もそのまま残っています。代表的な料理は酸っぱいスープ。これはどこのミャオ族の家でも作るものです。重湯または豆腐を茹でたお湯を陶器に入れたまま三日間から五日間発酵させます。こうしてできた酸っぱいスープで、豚肉、魚、野菜などを茹でて食べます。これがミャオ族の酸っぱいスープの食べ方です。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。(Mou、CK)