北京
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「ハイウェイ北京」木曜日の番組は、まず中国のトレンドや出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、そして「56の民族、56輪の花」のコーナーでは、ヤオ族の長太鼓の話などについてご紹介します。
「中国あれこれ」では、高齢化に対応するための中国中長期計画の話や5G技術を通してスマホで故宮を完全把握する話などについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」で取り上げるのはヤオ族の長太鼓などです。ヤオ族は、踊りが上手な民族として知られ、特に有名なのは長太鼓踊りです。太鼓は少数民族の楽器の中でよくみられるものですが、ヤオ族の長太鼓は両端が太く、真ん中が細い砂時計のような形をするのはその特徴です。サイズによって小、中、大の三種類に分けられ、小は長さが70から90センチ、中サイズはもっと長い110センチから130センチ、大サイズは180センチから200センチもあります。長太鼓踊りは太鼓を背負って踊り、普通使うのは小サイズのものです。
ヤオ族の長太鼓は桐の木で作り、両端の太い部分に空洞を掘って胴を作ります。そして、加工しておいた羊の皮で覆い、6本か8本の紐で両端の皮を強く引っ張り、加工の過程はかなり手間がかかるということです。ヤオ族の長太鼓踊りは、一人、二人、グループの三種類に分けられ、日常の生活や野良仕事、動物や鳥などのしぐさを真似たもので、ヤオ族の勇ましさを表現します。長太鼓踊りは伝統的な祝祭日、旧暦の三月三日、六月六日などにおどり、特に、旧暦の10月16日の「盤王節」に長太鼓踊りが盛んに行われます。昔こうしたイベントは、家族を単位に行っていましたが、現在では職場や政府が主催するようになっています。2008年にヤオ族長太鼓踊りは国の無形文化財として登録されました。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。(Mou)