北京
PM2.577
23/19
担当:王小燕、梅田謙
[放送時間の変更について]
12月3日は中国の国際放送が始まった日です。1941年のこの日に、延安から発信された日本語放送が、中国における国際放送の開始を宣言しました。そして本日、78回目の記念日を迎えたわけです。この歳月の間に、通信技術は大きく進歩し、放送やコミュニケーションを取り巻く環境にも大きな変化が生じました。
中国では去年の春に、国内向けラジオ、テレビ、国際放送という3大国営放送局が一つになって、中央広播電視総台(CMG)が発足しました。技術の変化に伴って、これまで短波ラジオをメインとしてきた我々の国際放送も、現在では映像番組の制作や、インターネット・SNSを通した情報配信なども重視するようになっています。
その一環として、この12月から日本向けラジオ番組の構成が、これまでの2時間編成から1時間に変わりました。火曜ハイウェイにとっては、今回がその調整後一回目の放送です。時間は短くなりますが、今まで以上に内容豊かな時間をお届けしていきますので、映像ニュースやネット配信など弊局の新たなチャレンジと併せて、引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。(王小燕&斉鵬)
[CRIインタビュー(ゲスト:霜野莉沙さん)]
今回お届けするコーナーは「CRIインタビュー」、ゲストは「2018準ミス日本」の受賞者である早稲田大学国際教養学部3年の霜野莉沙さんです。
今回は番組宣伝動画をご用意しました!(こちらでもご覧いただけます)
大阪府堺市の小松菜農家で生まれ育った霜野さんは、世界各国の人々との交流に憧れ、思い切って東京・早稲田大学の国際教養学部に進学。そこで、日本各地から上京してきた学生や、中国を含む世界各国からの留学生たちと触れ、友達を増やしていきます。
ある日、同じ寮に住んでいたルームメートたちに背中を押されて、締め切り寸前だった「ミス日本」コンテストに応募書類を出します。家族や友達、さらには自分自身でも驚くほどのとんとん拍子で、グループ面接、東日本地域大会、決勝戦へと進出し、ついには3000人の応募者の中からたった6人しか選ばれないタイトルのうちの一つを、見事受賞したのでした。
「自分が目立つというよりも、それを通して実家の農業のことや、マイノリティーなことに、もっと関心を持ってもらいたくて」と、霜野さんは応募の動機を振り返ります。
ふるさとの大阪では、2025年に再び万博が開かれます。「実は私の父親は大阪万博の1970年生まれで、私は準ミス日本として今回の万博誘致に外国語を生かして関わらせてもらいました。だから、誘致成功のニュースを聞いた時は飛び跳ねるほど嬉しかったです」と霜野さん。
2025年の大阪万博誘致成功が発表された11月23日の北京は、月明かりの綺麗な夜空でした。すでに北京に留学中であった霜野さんは、夜空にかかる満月をどのような気持ちで眺めていたのでしょうか。
本日お送りするのは、交換留学で今年の夏までの一年間を北京で過ごした、霜野莉沙さんの青春物語です。取材は7月末、霜野さんの帰国直前に北京のスタジオで行いました。
実は「ミスコン」は中国では馴染みの薄い文化です。日本の若者の目に映る「ミスコン」文化と合わせて、一人の大学生としての中国留学の感想などを伺います。ぜひお聴きください。
この番組をお聞きになってのご意見やご感想をぜひお聞かせください。メールアドレスはnihao2180@cri.com.cn、お手紙は【郵便番号100040 中国北京市石景山路甲16号中国国際放送局日本語部】もしくは【〒152-8691 東京都目黒郵便局私書箱78号 中国国際放送局東京支局】までお願いいたします。皆さんからのメールやお便りをお待ちしております。