北京
PM2.577
23/19
1時間目
ハイウェイ北京木曜日1時間目は劉叡アナと日本人スタッフの梅田謙、星和明の男3人という組み合わせで「新鮮な情報」をお届けしていきます。
【ラウンジトーク〜三人行〜】
空港のラウンジに集う劉叡、日本人スタッフの梅田謙、星和明の男3人がそれぞれ興味のある情報を持ち寄り、三者三様で中国について語り尽くすコーナー。毎週1つの話題についてじっくりとああでもないこうでもないとラウンジでの会話を繰り広げます。今回は「甲骨文字を解読できたら1文字150万円の懸賞金!」というニュースをご紹介します。
現存最古の中国の文字である甲骨文字。今年で発見から120年が経ちます。しかし、その謎は深く解明されていないものが多々あります。中国文字博物館が最近発表した「懸賞のお知らせ」が中国で話題になっています。甲骨文字はどんなものなのか、果たして甲骨文字は読むことができるのか。コーナーの最後では立命館大学の研究で発表されている既存の漢字を甲骨文字に変換できるサイトの「白川フォント」を使って、懸賞金目指し、甲骨文字クイズで勉強します!
国籍、出身、年齢の異なる三者三様のクロストークをどうぞお楽しみください!
【関連リンク】
甲骨文字を解読できたら1文字150万円の懸賞金!(人民網/2019.10.28)
http://j.people.com.cn/n3/2019/1028/c206603-9627076.html
白川フォント
http://www.dl.is.ritsumei.ac.jp/Shirakawa/search/?#hom
【Dr.劉のお悩み相談室】(若者の声)
2019年は「中日青少年交流推進年」!若者の声にフォーカスした内容を毎週お届けします。今週は、「Dr.劉のお悩み相談室」。ドクター劉とアシスタントの梅田謙、星和明が、今を生きる中日の若者から悩みを聞き、アドバイスするコーナーです。
今回は、北京第二外国語学院の蒋雨柔さんの「見た目で怖い人間だと勘違いされる」というお悩みをお届けします。
『人は見た目が9割』なんて本が話題になることもあったほど、見た目が他人に与える印象は良くも悪くも大きいものです。学校や会社の面接、それに友達づくりにおいても、非常に大切な要素です。今回の相談者の蒋さんは、見た目で「怖い人」だと思われがちなんだとか。身長が高いことが最大の原因だと考えたDr.劉たちでしたが、それ以外にもいろいろと理由があるそうで……。果たして解決策はあるのでしょうか。
蒋さんの地元愛にもご注目ください。(出演:劉叡、梅田謙)
▲相談者の蒋雨柔さん(北京第二外国語学院)
二時間目
中国あれこれ&ムーラウ族の恋愛と結婚
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組の前半は、中国のトレンドや出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーでは、広西チワン族自治区のムーラウ族の恋愛と結婚に関する話などについてご紹介します。
「中国あれこれ」では、男性用化粧品の消費が黄金時代を迎えた話題や、独身者は何に一番お金を使っているか、それに故宮の無報酬の番人である猫の話などについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」で取り上げるのは、ムーラウ族の恋愛と結婚に関する風習などです。
主に広西チワン族自治区に住んでいるムーラオ族は、恋愛をして自分で結婚の相手を見つける習慣があります。祭りや集い、市場で知り合って付き合うほか、毎年の3月と8月に若い男女がおしゃれな服を着てそれぞれ仲間と組んで「対歌」(男女それぞれのグループが一問一答の形で歌を競う)をしますが、これは民族をあげてのお見合いパーティーです。歌を交わしていく中で気に入った人がいれば、互いにプレゼントをとり交わし、さらに仲人に頼んで相手の家に知らせ、それぞれ家族で期日を決めて結婚披露宴を行うことになります。
男性が一方的に女性を気に入った場合は、仲人に頼んで、女性の家を訪ね、女性の家が同意したら、女性が生まれた年・月・日付・時間の4つを、干支の2字ずつで表して合わせた8字を仲人に渡します。男性の家はこの8文字に基づいて女性の運勢を占い、二人の相性が合うかを調べ、相性がよければ豚肉1キロを女性の家に送ります。話がまとまりますと、男性がお土産を女性の家に送って、婚約となります。すべての家族の祝福を受けて二人が結婚する、伝統を大事にする習慣で、都市部の若者の恋愛とは一味違うものがあります。
披露宴の当日には、男性が花嫁を迎えに女性の家に来て、親戚や隣近所と一緒に宴会をします。その後、知り合いの若い男女が集まり、次の日まで歌を歌います。翌日に親戚や友達が新郎と一緒に新婦を新郎の家に送ります。花嫁は仏壇を拝んでお兄さんやおじさんに背負ってもらって家を離れます。天候とは関係なく家を出るとすぐ傘を差すという習慣があり、新郎の家に着くまでは頭をさらけ出してはいけないということで、いわゆるベールみたいなものと言えましょう。
そして、新郎の家の近くでは、親戚や友人が迎えに出て道の中に立っていて歌を始めます。一問一答の歌合戦が始まり、新婦側が質問に答えられたら、新郎側が道を開けて通します。歌合戦は時には朝から晩まで続きます。結婚する二人の家族だけでなく、近所の人々も楽しみで、歌で暮らしを彩るムーラオ族ならではの風習です。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。(Mou、森)