北京
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一時間目
【ラウンジトーク〜三人行〜】
空港のラウンジに集う劉叡、日本人スタッフの梅田謙、星和明の男3人がそれぞれ興味のある情報を持ち寄り、三者三様で中国について語り尽くすコーナー。毎週1つの話題についてじっくりとああでもないこうでもないとラウンジでの会話を繰り広げます。今回は「2018年の出生数91.8万人、最低を更新 出生率は1.42」というニュースをご紹介します。
今年6月に日本の厚生労働省は、2018年に日本で生まれた子どもの数(出生数)は91万8397人で過去最低を更新したと発表しました。打開策として日本政府は「出産・育児と仕事が両立しやすい環境づくり」を目指すとしていますが、それと比較すると中国の現状はどうなのか。北京で暮らす3人の実感を交えて話し合います。
国籍、出身、年齢の異なる三者三様のクロストークをどうぞお楽しみください!
【関連リンク】
・18年の出生数91.8万人、最低を更新 出生率は1.42(2019.6.7/日経電子版)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45809520X00C19A6MM8000/
【Dr.劉のお悩み相談室】(若者の声)
2019年は「中日青少年交流推進年」!若者の声にフォーカスした内容を毎週お届けします。今週は、「Dr.劉のお悩み相談室」。ドクター劉とアシスタントの梅田謙、星和明が、今を生きる中日の若者から悩みを聞き、アドバイスするコーナーです。
今回は、北京第二外国語学院の華微さんの「新しい友達を作りたいけど、なかなか作れない」というお悩みをお届けします。
少年期、青年期、壮年期……、人生のステージが移り変わっていっても、人がいつも求めるのは心を打ち明けられる「友達」の支えでしょう。今回の相談者は、大学に入ってから新しい友人を作れずにいるという悩みを抱えた華さんです。
留学のタイミングなど、環境条件を理由にこれまでクラスメイトとの深い交流の機会が持てなかった華さんは、交友関係を広げたいけどその方法がわからないと話します。ドクター 劉たちはどんな解決案を出せるのでしょうか。
華さんの話す広東語にもご注目ください。(出演:劉叡、梅田謙)
▲相談者の華微さん(北京第二外国語学院)
二時間目
中国あれこれ&ポタラ宮
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組の前半は、中国のトレンドや出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーでは、チベット自治区ラサ市にあるポタラ宮などについてご紹介します。
「中国あれこれ」では、11月5日に開幕した第2回中国国際輸入博覧会や、中国初の自動運転路線が武漢市で開通した話などについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」で取り上げるのはポタラ宮などです。
チベット自治区の中心地、ラサ市は古くから吐藩の中心地で、ここにあるポタラ宮などの建物は、歴史的な遺跡群として世界遺産に登録され、1994年に登録されたポタラ宮、2000年に登録された大昭寺、2001年に登録されたノルブリンカがあります。これらのチベット様式の建物は、チベット自治区だけでなく中国のほかの地域でもその影響が見られ、中国最後の封建王朝である清の王朝が河北省の承徳に建てた夏の行宮・避暑山荘はポタラ宮を参考に設計したとのことです。
ポタラ宮は、1642年にチベット政権の「ガンデンポタン」が成立したあと、中心地ラサのマルポリの丘に10数年かけて建設されました。時代的には、清王朝が中原地域、つまり黄河流域を統一するのとほぼ同じです。ただし宮殿自体はもっと早い時期に建てられており、1300年ほど前の7世紀に、チベットを統一した吐藩王朝第33代ソンツェン・ガンポが唐王朝から嫁いできた文成公主を迎えるために、マルポリの丘に宮殿を建てました。当時は3棟の9階建てで、部屋の数は1000を超え、ポタラ宮という名前はその時につけられました。ソンツェン・ガンポと文成公主のそれぞれの宮殿は、銅と銀で作られた橋で結ばれました。吐藩王朝が滅びた後、宮殿の大部分は戦火や天災で壊れてしまい、今のポタラ宮はその遺跡で再建されたものです。
ポタラ宮は現在、一般公開されていますが、建物と中の状態を保護するため、1日の訪問者は2300人以内に制限されており、しかも入場券の事前予約が必要です。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。(Mou、森)