北京
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23/19
一時間目
ハイウェイ北京木曜日1時間目は劉叡アナと日本人スタッフの梅田謙、星和明の男3人という組み合わせで「新鮮な情報」をお届けしていきます。
【ラウンジトーク〜三人行〜】
空港のラウンジに集う劉叡、日本人スタッフの梅田謙、星和明の男3人がそれぞれ興味のある情報を持ち寄り、三者三様で中国について語り尽くすコーナー。毎週1つの話題についてじっくりとああでもないこうでもないとラウンジでの会話を繰り広げます。今回は「ザハ設計の巨大空港が、いよいよオープン」というニュースをご紹介します。
2014年末から建設されていた「北京大興国際空港」がついに営業を開始しました!新しい空港はデザインをはじめ、北京市内と空港を結ぶ空港線も見どころの一つです。先日、星と劉叡は新しい空港線に乗って、北京大興国際空港へ行ってきました。新空港の印象も交えながら、ご紹介していきます。
国籍、出身、年齢の異なる三者三様のクロストークをどうぞお楽しみください!
【関連リンク】
【Dr.劉のお悩み相談室】(若者の声)
2019年は「中日青少年交流推進年」!若者の声にフォーカスした内容を毎週お届けします。今週は、「Dr.劉のお悩み相談室」。ドクター劉とアシスタントの梅田謙、星和明が、今を生きる中日の若者から悩みを聞き、アドバイスするコーナーです。
今回は、北京外国語大学の史悦心さんの「男の子との距離感が分からない」というお悩みをお届けします。
人と人が接していく上で大切なものがいくつかありますが、その中でも難しいのがお互いの「距離感」。さらに異性との距離感に関して言えば、世代を問わず悩ませることが少なくないのではないでしょうか。今回の相談者はそんな異性との距離感についてのお悩み。一体、大学生活の中で具体的にどのようなことが起きているのでしょうか。そして、この難題に解決策はあるのでしょうか。
史さんの日本に対する印象にもご注目ください。(出演:劉叡、星和明)
▲相談者の史悦心さん(北京外国語大学)
二時間目
中国あれこれ&「トンパ文字」
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組の前半は、中国のトレンドや出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーでは、ナシ族のトンパ文字などについてご紹介します。
「中国あれこれ」では、世界の経済成長に対する中国の貢献率がトップとなったことや、中国では欲望のモデル転換と高度化が進んでいることなどについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」で取り上げるのは、世界遺産に指定されたナシ族のトンパ文字の話題です。
雲南省の麗江に集まり住むナシ族が使っている文字「トンパ文字」は、象形文字で、宗教的に使用されるのみです。この文字は現在も使われており、原始仏教にもっとも近いとされる世界唯一の生きた象形文字として、ユネスコの「世界の記憶」に登録されています。「トンパ」とはナシ語で司祭のことで、司祭のみに受け継がれるため、トンパ文字と呼ばれるとのことです。
トンパ文字は経文の記録にだけ使われ、一般社会には普及していないので、標準化がされず、書く人によって違いがあり、正確な意味は本人以外は分かりにくいものです。また同じ書き方でも文字の色によって意味が違うという、世界的にも珍しい字です。単語の数は1400とそれほど多くなく、色の変化などで意味を広げていきます。
こうした意味では、トンパ文字は象形文字というより絵文字です。言葉の勉強をしていない人にとっても、絵を見てなんとなく意味が分かるものがありながら、民族独特の意味合いが込められたものもあり、一見簡単そうですが奥が深く、勉強しなければ覚えられません。例えば、「女」という字は「大きい」、「男」という字は「小さい」という意味を持ちます。これは、ナシ族が歴史的に長期間にわたって母系社会だったからで、こうした背景が分からないと言葉の意味が理解しにくくなります。
トンパ文字で書かれ、古代ナシ族の百科事典と称される宗教書「トンバ経」は、2003年にはユネスコの世界記憶事業に登録されています。そのおかげでデジタル保存が進められ、古いナシ族の文字も世界に広く知れ渡るようになりました。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。(Mou、森)