北京
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日本の安倍晋三首相が2日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ=CMG)の独占インタビューに応え、前日に迎えたばかりの中華人民共和国成立70周年に向けた思いや、両国関係について語りました。
安倍首相はまず、中華人民共和国が成立70周年を迎えたことに日本国民を代表して祝意を表し、「今日の素晴らしい国を築き上げたことに敬意を表する」と示しました。また、先月大阪市で最終戦が終わったばかりのワールドカップバレー2019女子大会での中国代表の優勝を祝福しました。
両国の関係について安倍首相は、「1972年の国交正常化以来、中国と日本は本当に切っても切れない関係にある。人的交流が進むことで相互理解が進み、両国関係を強靭にしている」とした上で、今年6月のG20大阪サミットを振り返り、「大阪サミットでは、新しい時代の新しい世界のルールを一緒に作っていくという姿を見せることができた。両国は、地域や世界の平和と安定、繁栄に対して責任を持つ国、立場にある。今後、第三国に対する支援を含む、新時代にふさわしい様々な協力をしていきたい」と展望しました。また、「政治や外交以外の分野でも、スポーツを含む人と人との交流、そして様々な分野において、日中関係をより強固なものにしていきたい」とも語りました。
さらに、来年春頃に実施することで両国首脳が合意に達した習近平主席による訪日に向けて、「令和時代に新たな日中関係のスタートを告げる国賓訪問となることを期待している」と示しました。(取材:王丹丹、王洋、劉睿、李衛兵、傅博 写真:劉睿 校正:梅田 謙)