北京
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2027年横浜国際園芸博覧会の招致活動に当たっている横浜市の関係者らが6日、北京国際園芸博覧会を視察しました。同市政策局国際園芸博覧会招致推進室の島田健治室長は「北京園芸博は歴史と大地にも着目している」と評価し、この理念を招致準備中の横浜園芸博にも反映させたいと話しました。
北京園芸博・中国館の入口
北京園芸博のマスコット「小萌芽(シャオモンヤー)」(左)と「小萌花(シャオモンファ)」(右)
中国館には31の省・直轄市・自治区が出展し、各地の個性が見どころに。四川館は竹で編まれている
横浜市政策局国際園芸博覧会招致推進室の島田健治室長が中国館を見学
島田室長一行は中国館を見学した後、「歴史と雄大さをコンパクトにまとめた展示館だ。中国各地の展示スペースがあり、強いテーマ性のある楽しい展示になっている。それだけでなく、地下1階には希少種の展示もあるなど、幅広い視点から歴史と大地に注目している点が大変参考になった」と述べました。その上で、2027年の開催を目指して招致活動をしている横浜園芸博覧会について、「北京園芸博のこうした理念をさらに拡大して反映させたい。花と緑だけでなく、世界の環境問題を解決する手がかりとなるものを発信するような、未来志向の園芸博にしたい」と意気込みを語りました。
中国館の地下、部屋中央のオブジェは甲骨文字の「芸」をかたどったもの。壁には『詩経』にある植物に関する詩が実物の標本と共に展示されている
中国館地下にある水の庭。壁面には「世界に影響を与えた中国の植物」の紹介が
なお、横浜市の林文子市長は9月12日に北京園芸博で開かれるジャパンデーの関連行事にも出席し、同市の招致活動や理念をPRするということです。
北京園芸博視察中の島田健治室長一行
横浜港を枯山水で表現した日本館出口の坪庭
(取材:王小燕、王巍、李陽)