北京
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李克強総理は26日、釣魚台国賓館で国連のグテーレス事務総長と会談しました。
李総理は「国際情勢が複雑に入り混じっている現在、国際的実務における国連の核心的役割発揮が一段と求められている。中国は、常任理事国かつ最大の発展途上国として、多角主義を揺ぎなく維持し、国連を中心とした国際体系や世界貿易機関(WTO)を中心とした多角貿易体系を擁護する」と強調しました。
これについてグテーレス事務総長は「多角主義が厳しい状態に置かれている現在、それを守ってこそ、持続可能な開発目標2030アジェンダや貧困削減、気候変動といった、人類の抱える大きな課題に対応できる。そして南北の格差が縮小し、共に成長を果たせる」と指摘しました。その上で、「一帯一路」イニシアティブについて「国連の開発目標実現につながり、世界規模の課題にも対応するもので、各方面いずれも好機になる」との見方を示しました。(朱 森)