北京
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中国科学アカデミーの白春礼院長は19日、北京で、「6年来、中国科学アカデミーは『一帯一路』構築に累計18億元を投入、沿線諸国との交流、協力は延べ12万人に上っている」と述べました。
白院長はこの日、国務院報道弁公室が開いた記者会見で、「『一帯一路』の枠組み内で、中国科学アカデミーは様々な地道な活動を行ってきた。総合的な国際科学組織である『一帯一路』国際科学組織連盟(ANSO)の設立を主導、また、沿線諸国や地域のために技術人材を育成してきた。そして、海外科学教育センターを設立し、国際的な科学計画と科学プロジェクトの組織を主導した。さらに、技術成果の沿線諸国での応用を積極推進してきた」と語りました。
白院長は更に、「技術分野におけるその他の国際組織と比べて、ANSOは『一帯一路』沿線諸国の発展の需要、特に関係国の発展プロセスにおける資源や環境、国民生活などの技術的需要のソリューションをより重視している。また、我々は、青年人材の育成も重要視しており、今後は『一帯一路』沿線諸国の人材育成にも力を入れていく」と強調しました。
おおよその統計によれば、中国科学アカデミーは、これまでに沿線の国と地域でハイテク人材約5000人を育成してきました。これらの人材は現在、「一帯一路」共同構築の新たな力となっています。また、これまでに、アフリカや、南アメリカ、中央アジア、南アジア、東南アジアなどで9つの海外科学教育センターを開設した他、科学技術協力プロジェクトを100件余り立ち上げ、技術成果の移転ファンドや「一帯一路」産業アライアンス、バンコク革新協力センターなどを設立しています。(玉華、む)