北京
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全人代での審議に参加する習総書記
習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は地方を視察する際にしても、全国人民代表大会と全国政治協商会議の開催期間中各地代表団の審議に参加する際にしても、基層部からの声に耳を傾けることを非常に重視しています。習総書記の目の中には、基層部の声は中国が小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に構築できるかどうかを検証するものと映っています。
エピソード1:習総書記と牧畜民代表
内蒙古代表団の審議で呉雲波代表と握手する習総書記
内蒙古代表団の審議会場で、蒙古族の全人代代表である呉雲波さんは習総書記に自分の故郷への視察を要請しました。
呉さんの発言テーマは「いかに牧畜民をけん引して小康社会へ向かって邁進するか」です。その発言を聞いた後、習総書記は呉さんが住む村へどのように行くかと尋ねた後、「自らのブランドを打ち出し、生態優先、グリーン発展を重視する質の高い発展の新たな道を模索すべきである」と激励しました。
エピソード2:農家たちの夢
河南代表団で、農家代表の李連成さんは村人たちの衣食、就学、健康などに関する考え方を習総書記に話しました。これらは農家全員の夢でもあると言えます。習総書記は、「人民が幸せで麗しい生活を求めることをめぐり、農村振興戦略の推進に伴って、現代的な農村はやりがいのある土地、希望に満ち溢れる田野となった」と指摘し、「重要な農産物、特に食糧の供給を確保することは、農村振興戦略を実施する第一の任務である」と強調しました。
エピソード3:「実業をやることこそが本分」
福建代表団の審議に参加する習総書記
福建代表団で、スポーツ用品大手・安踏(ANTA)の取締役会長でもある丁世忠総裁は習総書記に、「18年前に小企業から始まり、現在は時価総額が世界で3番目のスポーツ用品企業にまで成長してきた。安踏の成長は革新と変革をもって民族ブランドを作り上げることによるものだ」と語りました。習総書記はそれを聞いて、「現実のことから雑念なく実業に専念している。これこそが本分である」と述べた上で、「各種の所有制企業に公平で透明、法治の経営環境、さらには企業家の健全的な成長にプラスになる良好な雰囲気を作り上げていく」と指示しました。
エピソード4:貧困脱却の堅塁攻略で完全なる勝利まで手を緩めず
甘粛代表団の審議に参加する習総書記
甘粛省は中国で典型的な貧しい省だと言えます。習総書記は就任した後、初めての春節(旧正月)を控えて甘粛省の山村を訪れ、生活が貧しい農家を見舞いました。今年、習総書記は甘粛代表団の審議に参加し、代表たちと盛んに議論を行い、「貧困脱却の目標を実現するには、重要な時期になればなるほど、効果的な措置を講じなければならない。目先の利益を急いで求めることや不実なことをしてはならない」と強調しました。(玉華、星)