北京
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一時間目 「ラウンジトーク〜三人行〜」
完全防寒だった冬仕様のコートがいつの間にか春物に変わりつつある北京。そんな北京からお送りするハイウェイ北京木曜日1時間目は、劉叡、日本人スタッフの梅田謙、星和明の男3人のコーナー「ラウンジトーク〜三人行〜」。それぞれが興味のある話題を持ち寄って、三者三様で中国について語り尽くします!今回は「80後・90後の健康食品ファン増加中 背景にストレス」、「打ち上がったイカ、全長340cm」、「シャオミの最高峰スマホと故宮博物院がコラボ!? 『Mi Mix 3』特別版」という話題についてです。番組ラストの「今週の一言」までお楽しみください!
二時間目 中国あれこれ&人口が特に少ない少数民族(メンバとオロチョン)
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組の前半は、中国のトレンドや出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーでは、少数民族の中でも人口が特に少ない民族であるメンバ族とオロチョン族についてお送りします。
「中国あれこれ」では、世界記録となった2月の映画の興行収入のお話、中国の大型ロケットの打ち上げ計画のお話、故宮と大学との連携による「文物医学院」立ち上げのお話をお送りします。そして、「56の民族、56輪の花」では、人口が特に少ない民族メンパ族とオロチョン族についてです。
メンパ族は、いまから54年前の1964年に少数民族の一つとして正式に認められた民族で、2010年の第6回国勢調査では、全国の人口がわずか1万561人であることが明らかになっています。
メンパ族の人々が現在集まり住むメトク地区は、チベット語で「隠されたハスの花」という意味で、林芝(ニンティ)地区と同じ、チベット自治区東南部、雅魯蔵布江(ヤルンズアンボ川)下流に位置し、ヒマラヤ山脈東端の南麓にあります。景色に恵まれ、降水も多く、生態環境もよく保存された、チベット高原で海抜が最も低い地域としても知られます。
一方、東北部に住むオロンチョン族は、1950年代以降、少数民族支援政策が施行されたことで、人口がそれまでに比べて大きな増加を見せ、1990年の第4回国勢調査では7004人、2010の第6回国勢調査では8659人存在することが明らかになりました。
オロチョン族は、アルタイ語系ツングース語派ツングース語に属す自らの言語を持ちますが、文字を持っていません。「オロチョン」はこの民族の人たちが自らの民族をいう言葉で、トナカイを意味する「オロン」に、人の意味の「チョン」を合わせてトナカイを飼育する人という意味を持ちます。このほかにも、「連峰の上に住む人たち」という意味もあるとされます。
オロチョン族の人びとは手先が器用で、シラカバの木の皮を利用して日用品から船まで様々なものを作ります。これらのものには美しい図案が施されている上、小さく精巧、かつ丈夫なことから、各民族から好まれています。
詳しくはどうぞ引き続き番組をお聞きください。(Mou)