北京
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23/19
「中日友好飲水思源(水を飲みて源を思う)シリーズ展」の一環として、「岡崎嘉平太と中日関係」展が1日に北京大学で開幕しました。
「飲水思源」とは中国の故事成句で、「水を飲むときは井戸を掘った人のことを忘れてはならない」と解釈され、中日国交正常化の実現に寄与した先人たちの労苦を語る際に引用される言葉でもあります。
開幕式では、北京大学の郝平学長が式辞を述べ、「岡崎嘉平太先生は中日国交正常化に多大な貢献を捧げた井戸掘り人の一人であり、中日の経済貿易交流と民間交流のために奔走し、国交正常化の基礎作りに心血を注いだ。その功績は習近平国家主席からも高く評価され、歴史にも刻まれるものだ」と述べました。
また、日本側からは中国駐在日本大使館の後藤章文参事官が挨拶に立ち、「この展覧会を見て回り、岡崎先生が日中友好のために捧げた貢献を垣間見ることが出来た」と述べ、国交正常化のために井戸掘りの大役を果たした先人たちの功績を振り返ることは、非常に大きな現実的意義があるとの考えを示しました。
今回のシリーズ展は北京大学日本研究センターと清華大学日本研究センターの初めての連携によって行われるもので、長期的な課題として、中日友好交流の歴史を全面的に伝えていくことが期待されています。(Lin、謙)