北京
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科学史上におけるパンダの発見150周年に際し、『四川省志・ジャイアントパンダ志』が、四川省地方志編纂委員会による12年間の編集・審議作業を経て、このほど出版されました。
中国では、省、県、市などの地域について、その政治、経済、地理、歴史などを総合的に記録した資料「地方志」が各地で編纂されていますが、パンダを対象とする地方志の出版はこれが初めてです。
この『四川省志・ジャイアントパンダ志』は、パンダの個体群、保護管理、保護区、被災時の救助、資源調査、科学研究、文化という7つの文章で構成されており、全29章、100節の計82万文字からなっています。
時系列的には、4000年前の新石器時代末期から2005年までをカバーしており、特に1950年から2005年までに関する内容がメインです。また、四川省だけでなく、甘粛省と陝西省でのパンダの活動についても触れられています。
パンダの神秘的な境遇、種の特徴、分布の法則や人類によるパンダの保護、救助、研究の歴史を記した本書は、パンダの生活史、研究史、保護史、発展史、そして文化史としての面を持った、総合書籍と言えます。(殷、謙)