北京
PM2.577
23/19
一時間目 ラウンジトーク〜三人行〜
実はまだまだ2018年で、ようやく旧暦の2019年を迎える北京。そんな北京からお送りするハイウェイ北京木曜日1時間目は、劉叡、日本人スタッフの梅田謙、星和明の男3人のコーナー「ラウンジトーク〜三人行〜」。それぞれが興味のある話題を持ち寄って、三者三様で中国について語り尽くします!今回は「嵐の活動休止、中国でも動揺広がる」「発案者は校長先生!? シャッフルダンスが世界を席巻」「食分野の交流で中日関係の増進を=北京で日本食イベント開催」という話題についてです。番組ラストの「今週の一言」までお楽しみください!
二時間目 中国あれこれ&チベット族、蒙古族、トン族
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーは少数民族の人口ランキングトップテンにランクインしたチベット族、蒙古族、トン族についてお送りします。
「中国あれこれ」は春節にちなんだ交通ラッシュに高速鉄道「復興号」系列車400往復が投入されたことや、2019年「必ず行きたい観光地」で国内トップは新疆ウイグル自治区が選ばれた話題、それに世界初の体細胞クローン疾患モデル猿が中国で誕生したことについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」は少数民族の人口ランキングトップテンにランクインした民族の話です。
少数民族人口ランキングで8位にあるチベット族は青海チベット高原の原住民で、主な居住地はチベット自治区、そのほか、青海省、四川省、雲南省、甘粛省にも一部暮らしています。
だいたいの範囲は、南はヒマラヤ山脈、北は崑崙山脈、東は横断山脈、この三つの山脈によって押し上げられた青海チベット高原です。面積は、およそ250万平方キロ、中国の総面積の4分の1ほどになります。また、海外にはインド、アメリカ、カナダなどの国々にチベット族、合わせて50万人ほどいると推定されています。チベット族は中国、ひいては南アジアにおいて歴史が最も古い民族の1つで、その歴史は中国の歴史の中で切り離すことのできない一部とされます。
ランキングで9位にある蒙古族は東アジアの歴史の古い遊牧民族。中国のほかに、蒙古、ロシアにも分布していて、トンシャン(東郷族)、ダウール(達斡爾族)、トゥ(土族)、ボウナン(保安族)なども蒙古族系の民族とされます。
8年前の2010に行われた第6回国勢調査で蒙古族が650万人でしたが、最新のデータで蒙古族の人口が1000万近くに達したということです。蒙古族は、1950年代までに人口が200万人足らずで、長期間にわたって伸び悩んでいましたが、その後、暮らしの改善に従い、人口が増え続けていました。
蒙古族の半分以上は内蒙古自治区に居住しています。このほか、新疆ウイグル族自治区、青海省、甘粛省、黒竜江省、吉林省、遼寧相などの蒙古族自治州、県に集中して暮らし、さらに、寧夏回族自治区、河北省、四川省、雲南省、北京市など、全国の広い範囲に居住しています。
10位にあるのはトン族。人口は300万人近く、居住地は、貴州省、湖南省、広西チワン族自治区の広い範囲です。
トン族は比較的環境のいい山間部から谷あいの平野にかけて居住し、貴州省にはトン族の全人口の半分以上が住んでいます。交通が比較的便利なため、トン族は昔から漢族など、ほかの民族との関係が密接で、トン族独自の言葉、トン語は漢族やほかの少数民族の言葉を多く取り入れています。
トン族自治の行政区には貴州省の黔東南ミャウ族トン族自治州、玉屏トン族自治県、さらに湖南省の通道、芷江、新晃トン族自治県、広西チワン族自治区の三江トン族自治県などがあり、中国の地図を鶏の形に例えると、トン族の居住地はちょうど中国の南西部、鶏の腹部に当たり、南部の暖かい地域です。
詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)