北京
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イスラエルのヘブライ大学で開かれた中国改革開放40周年シンポジウムの様子
中国で開かれた改革開放40周年記念大会と、その中で習近平主席が行った演説は、イスラエルとエジプト各界から注目を集め、高く評価されています。
12月19日午後、イスラエルのヘブライ大学で中国の改革開放40周年をテーマとするシンポジウムが開かれました。同大学東アジア学部の対中国関係専門家や、北京外交学院の教授らが、改革開放以降の中国の経済、社会、政治、外交といった分野での発展、中国の国際社会への影響力、今後の発展の道筋などをめぐって交流とディスカッションを行い、参加した教師や学生の質問に答えました。
ヘブライ大学で中国の経済と農村発展を研究するリオール・ローゼンバーグ教授は「経済発展は、中国社会が安定を保つための土台だ。習近平主席は演説の中で、発展こそが最重要課題であると指摘しているが、これは非常に重要な観点だ」とした上で、「中国は現実に向き合い、問題の解決を図るべきだ」とも指摘しています。
また、イスラエル中国メディアセンターのアレクサンダー・ペブズナー主任教授は「イスラエルでこのような中国の改革開放に特化したシンポジウムを開くこと自体が、中国の改革開放の成功、そして、世界に及ぼす影響の大きさを物語っている」との見方を示しています。
CRI記者のインタビューに答えるエジプトのナーセル博士
一方、エジプトの対中国関係専門家であるナーセル・アブドルファッターフ博士はCRIのインタビューに対し、「改革開放は中国の歴史における重要なターニングポイントだ。習近平主席の改革開放40周年記念大会での演説には、中国の未来を楽観視できる多くのメッセージが盛り込まれている」と述べています。
ナーセル博士はまた、「今、多くのエジプト人が、アリババやタオバオ、そして中国の芸能人を知るようになり、中国に関心を寄せている。それは、エジプト人が中国の進歩と発展が奇跡的なものであると気づいたからだ」と話し、「エジプトは自国の実情に基づいて、中国の発展の経験に学んでいくべきだと信じている」との見方を示しています。