北京
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習近平国家主席は17日、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで、チリのピニェラ大統領と会談しました。
会談の席上、習主席は「両国は、『一帯一路』に関する政府間協力協定に調印した。次のステップでは協力の重点分野と事業を確定し、協力の成果を早期に実現したい。また、両国間の自由貿易協定のアップグレードを契機に、二国間貿易の規模の拡大を後押しし、貿易構造の最適化を図り、投資協力を拡大し、主要な相互連結プロジェクトを着実に推進して行く。2020年には、中国とチリは国交関係樹立50周年という節目の年を迎え、両国は共同で一連の祝賀イベントを開催して行くことになる。中国は、科学技術や南極などの分野でチリとの協力を強化する。中国は、チリが来年アジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議を主催することを支持し、チリとともにアジア太平洋自由貿易区の建設を共同で推進していきたい」と述べました。
これを受けて、ピニェラ大統領は「中国はチリの最大の貿易相手国であり、主要な投資元国でもある。チリと中国の自由貿易協定のアップグレードは、両国間の協力事業により幅広い可能性をもたらした。チリは、中国とのハイレベル交流を密にし、貿易・投資、インフラ整備、科学技術などの分野での協力を深めたい。また、『一帯一路』の共同建設に取り組み、自由貿易を共に擁護し、開放型の世界経済を構築して行く。チリは、中国側とのコミュニケーションと調整を保ちつつ、来年のAPEC非公式首脳会議で積極的な成果が得られるよう努めていきたい」と語りました。(任春生、む)