パプアニューギニアと共同発展の全面的戦略パートナーシップを=習主席

2018-11-17 11:34  CRI

 習近平国家主席は16日、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで、同国のボブ・ダダイ総督およびオニール首相と会談し、中国の援助により敷設された道路の開通式およびブトゥカ学園(BUTUKA School)の開園式に出席しました。また、両国首脳は相互尊重と共同発展を基礎とする全面的戦略パートナー関係を構築していくことで合意しました。

 習主席は「中国はパプアニューギニアとの関係を極めて重視しており、今回の公式訪問が両国関係をより密なものにし、より広範な分野での実務協力が成果を結ぶよう後押しして行きたい。中国はぶれることなくパプアニューギニアを含む太平洋島嶼国との団結・協力に注力していきたい」と述べました。

 ダダイ総督は、インフラ施設建設、教育など国家の発展と国民生活に関わる分野における中国の援助に感謝し、中国と共に両国関係を推進していく決意を示しました。

 オニール首相との会談で習主席は、「パプアニューギニアは21世紀海上シルクロードの延長線に位置し、太平洋島嶼国の中でも最初に中国と『一帯一路』共同建設の協力文書を調印した国だ。双方は『一帯一路』の枠組み内での戦略接続拡大を強化し、二国間FTA協議の早期実現に努め、生産能力、経済貿易、投融資などの分野における互恵協力を積極的に推進していきたい。また、人員の往来の利便化とヒューマンリソース開発などにおける協力を推進し、国連、APECなど多国間枠組み下における対話と協調を強化して行きたい」としました。

 これに対し、オニール首相は「パプアニューギニアは今後『一帯一路』建設に積極的に関与するとともに、中国との協調と協力を強化し、太平洋島嶼国と中国の対話の進展を支持する上、漁業、観光、気候変動などの分野における中国との協力を強化して行きたい」との意向を示しました。

 また同日、習主席はオニール首相とともに中国の支援により敷設された幹線道路の開通式およびブトゥカ学園の開園式に出席しました。今回完成した幹線道路は、パプアニューギニアの議会ビルと市政府の主要幹線道路をつなぐもので、全長1キロ超、双方向に6車線が並びます。また、ブトゥカ学園は中国・パプアニューギニア友誼学校とも呼ばれ、幼稚園、小学校および中学校を併せ持ち、現地の3千人以上の学生の就学難を解決するものです。(怡康、む)

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