北京
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アリババグループの創業者で現会長の馬雲(ジャック・マー)氏は5日、上海で開催中の第1回中国国際輸入博覧会の「虹橋国際経済貿易フォーラム」に出席し、「中国は輸入大国になりつつある。これは中国にとってはチャレンジであり、世界にとっては大きなチャンスだ」と述べました。
当日、馬氏は「新技術はどれほど輸出入に影響するか、新興海外企業はどのようにして中国に商品を輸出するか」などの質問について見解を述べ、大胆に技術を受け入れて、イノベーションを受け入れるよう呼びかけました。
馬氏はその際、「中国は輸出大国から輸入大国へと変わりつつある。これまでの40年、中国は製造業や輸出に専念し、自らの製品をもって世界に新しいビジネスシステムを築き上げた。これからの15年で、中国は輸入商品とサービスがそれぞれ30兆ドルと10兆ドルを上回ると予想されている。これは世界にとっては大きなチャンスになるだろう」と述べました。
馬氏はある欧州の化粧品企業を例に挙げ、同社はアリババグループのプラットフォームを利用して中国進出に乗り出し、わずか1年で売上額は過去70年の売上総額を上回ったということです。
中国市場への進出を狙っている外国企業に対し、馬氏は「中国の国内市場には無限の潜在力がある。今後15年で、中国には6億人以上の中所得層が現れる。彼らはヘルシーでハイクオリティの食品に大きな需要を持っており、一部の欧州諸国にとってはチャンスである」と語り、「中国への輸出のためにはインターネットの道を歩むべきだ」とアドバイスしました。
さらに、馬氏は中小企業と若年層にも言及し、「中小企業と若年層は技術の発展によって生まれ変わる。技術革命は多くの健全かつ活気溢れる中小企業を育み、越境ECのような新しい貿易手段はより多くの支持を得られるだろう」と示しました。また、「今後は30歳未満の若年層と、社員数30人未満の中小企業に目を向けるべきである。彼らは新しい技術で挑戦に対応している。新しい技術はいつも若い世代から生まれるものだ」と述べました。(Lin、星)