北京
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パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで、16日から17日にかけて第25回アジア太平洋経済協力会議(APEC)財務相会議が行われ、世界や地域の経済や金融情勢などについて討論されました。
会議で中国財政部の余蔚平副部長は、「世界経済は好調を維持しているが、保護貿易主義など不確定要素が存在し、構造的な要因が中長期的な発展への足かせとなっている。アジア太平洋地域の各国は、多国間主義を断固として支持し、ルールに基づく多国間貿易体制をともに維持していくと同時に、構造的な改革を推進し、経済の強靭性や競争力を向上させる必要がある。中国の経済は安定成長の流れを維持しており、多くのAPECメンバーと共にインフラの連結を推進し、世界経済の成長に努めていきたい」との考えを示しました。
また、各国の代表が中米貿易摩擦に懸念感を抱いており、会議の議長を務めたパプアニューギニアのチャールズ・エイベル副首相は「中国経済が減速すれば、世界にとって『百害あって一利なし』である」と強調しました。(HJ 森)