北京
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一時間目 情報番組「Beijing Hour~北京アワー~」
北京の最新情報や中国で話題になっていることなどをゆるりとお伝えする番組「北京アワー」。入社8年目の劉叡アナと北京歴3年目の星和明アナのコンビが隔週でお届けしています。大きなニュースにならないけれども、中国で話題になっていることやもっと掘り下げてみたい身近なことなど、今の中国のありのままの姿について自由気ままにお話していきます。
9回目は「秋の北京で書店めぐり〜前編〜」です。北京もだいぶ秋らしくなって来ました。秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、そして読書の秋・・・そんな読書のスポットをめぐるために、劉アナと星アナがスタジオから北京の街中に飛び出します。今週と10月の第4週の2回に渡って、北京の王府井書店からお届けします。今回は日本語に関する本を紹介していきます。
「Dr.劉のお悩み相談室」
今を生きる中日の若者の悩みにアドバイスをする「Dr.劉のお悩み相談室」。今回は、対外経済貿易大学の蒋涵さんの「彼氏の意外な一面を知ってしまった」というお悩みをお届けします。
二時間目 中国あれこれ&満族
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーは満族についてお送りします。
「中国あれこれ」は、顔認証で電子結婚証の取得が可能となったことや、大型連休期間にハイテク活用で旅行がより快適になったこと、中国の名門大学、清華大学は世界大学ランキングでアジア首位に躍進したことについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」は満族の話です。
2010年の国勢調査によりますと、満族の人口は1041万585人で、全国のおよそ0.77%を占めており、全国少数民族のおよそ1割です。
満族は2000年以上の歴史を持つ古い民族で、2000年以上前、長白山北部で活動していた粛慎(しゆくしん)などは、満族の最も早い前身で、森林地帯で狩猟を営んでいました。
漢代、北朝期、隋唐代にはそれぞれ異なる民族の名で呼ばれ、その後北宋・明代に、女真族へと発展し、長白山の北側、黒竜江の中流下流地域、ウスリー川流域の広大な地域で生活していました。
1583年、建州の女真族の首領であったヌルハチが女真族の各派を統一し、八旗制度を創設しました。この制度が実施されたことで女真族が大いに振興し、1616年に金王朝を建国しました。1644年、国号を清と改称した満族の軍隊が山海関の内側に入り、政権を奪取し北京に首都を定めました。清朝の支配は250年以上続きました。軍事・政治力を握ってから満族は漢族文化の影響を受けて文化的にも著しく発展し、文化的に漢族に同化されました。
満族が国の支配権を持つ期間に、数多くの満族は故郷の東北地方から、華北地域に移住し、華北地域の河北省に満族が多い重要な原因となります。東北地方から移住してきた満族やその末裔を中心に、華北地域には満族の自治県などが多数設けられています。
天津市薊州区にある孫各荘満族郷には満族の人口が3分の1以上占めており、その先祖のほとんどは、清王朝の皇族の陵墓を見張る役人で、農業をやらなく、朝廷から俸給をもらっていました。
最初にここに満族郷が設けられたのは1953年で、その後の1961年に人民公社と名を変え、さらに33年前の1985年に孫各荘満族郷として回復されました。地元では住民の生活レベルが比較的に低く、天津市政府は、貧困扶助活動に取り組んでいます。
孫各荘は緑の豊富なところで、養蜂業を発展させる自然条件に恵まれています。天津市政府は貧困脱出の手段として地元で養蜂業の促進に取り組み、養蜂業プラス観光業の特色ある経済形式を育てています。
詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)