北京
PM2.577
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一時間目 「ラウンジトーク〜三人行〜」
爽やかな風と色づく銀杏で秋の到来を告げる国慶節の北京。そんな北京からお送りするハイウェイ北京木曜日1時間目は、劉叡、日本人スタッフの梅田謙、星和明の男3人のコーナー「ラウンジトーク〜三人行〜」。それぞれが興味のある話題を持ち寄って、三者三様で中国について語り尽くします!今回は国慶節に焦点を当てて、「香港と大陸間の高速鉄道が開通へ 北京まで9時間弱」、「2015年の記事から国慶節連休中国人観光客が日本で爆買い」、「国慶節前に中国の観光施設が値下げラッシュ」という話題についてです。番組ラストの「今週の一言」までお楽しみください!
二時間目 中国あれこれ&満族
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーは満族についてお送りします。
「中国あれこれ」は、中国の子供の過体重・肥満率が増加していること、中国初の宇宙植物培養実験が完成したこと、中国パスポートの価値がますますアップしていることについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」は満族の話です。
2010年の国勢調査によりますと、満族の人口は1041万585万人で、全国のおよそ0.77%を占めており、全国少数民族のおよそ1割です。
満族の人口が百万人を超えた省には遼寧省と河北省があり、うち、遼寧省の満族は533万6895人、全国の満族の半分以上で、河北省には満族が211万8711人おり、全体の2割ほどです。このほか吉林省、黒竜江省、内蒙古自治区、北京市にも数多くの満族が居住しています。遼寧省、河北省、北京市、黒竜江省では満族は人数が最も多い少数民族となっています。
遼寧省には岫岩、鳳城、新賓、青竜などの満族自治県、それに複数の満族自治郷が設けてあります。2番目に満族の人口が多い河北には青龍、豊寧、寛城などの満族自治県があります。
河北省の満族は主に北部の承徳、秦皇島に集中し、ほかにその周辺の東西陵、保定市、石家荘市などにも満族が大勢暮らしています。
1980年代に青竜満族自治県が設置されて以降、豊寧満族自治県、寛城満族自治県、囲場満族蒙古族自治県が相次いで設けられたほか、満族の郷、郷は県、またはその管轄する行政区域のこと、満族の郷が109カ所に建てられました。
河北省の承徳地区には人口360万のうち、満族は3分の1ほどの120万に達しています。地元は万里の長城と隣り合い、北は内蒙古高原につながります。昔から、地理的かつ軍事的要所ですから、満族は北部から河北省に入る当時、兵士が少なからず駐屯していました。
さらに清の時代に、承徳地区は北京に継ぐ2番目の政治の中心で、清の皇帝が避暑する行宮(あんぐう)がこの地区にあったことで、夏の多くのイベントがここで行われていました。このほか、北京では人口が増え、耕地が不足だったことから、清朝政府は、住民を北京から北の承徳地区に移転させ、荒れ地を開墾しました。地元の満族にとって、承徳は、第二の故郷とでも言われます。
詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)