北京
PM2.577
23/19
一時間目
街の至る所で月餅の文字を目にする中秋節間近の北京。そんな北京からお送りするハイウェイ北京木曜日1時間目は、劉叡、日本人スタッフの梅田謙、星和明の男3人のコーナー「ラウンジトーク〜三人行〜」。それぞれが興味のある話題を持ち寄って、三者三様で中国について語り尽くします!今回は「2000年生まれが大学生へ 手ぶら入学が話題へ」「東京ラブストーリー再放送 視聴率『SUITS』超えの可能性は」「2020年までに日本のキャッシュレス化目指す」についてです。番組ラストの「今週の一言」までお楽しみください!
二時間目
中国あれこれ&北京市の少数民族
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーは北京市の少数民族についてお送りします。
「中国あれこれ」は、未成年者のネット使用開始年齢の低年齢化、Wi-Fiワイファイを完全導入した新型地下鉄車両、「2018年北京観光緑書」についてお送りします。
「56の民族、56輪の花」は北京市の少数民族の話です。
中国の首都、北京には全国56の民族が揃って居住しています。北京では市政府が民族の団結を大切にし、一連の関連政策を打ち出して、各民族の権益を保護し、互いの融合が進んでいます。
2010年の第6回国勢調査によりますと、北京市には少数民族が80万人を超え、市全体の4.1%を上回ります。人数が1千人以上の少数民族は21あり、うち、満族、ホイ族、蒙古族、朝鮮族、トチャ族、チワン族、ミャオ族は1万人を超えています。
北京市ではほかの省から移して定住した少数民族は1964年以降、速いスピードで増えており、現在では、主な居住地が南部にあるトチャ族、ミャオ族、チワン族は、満族、ホイ族、蒙古族、朝鮮族に次いで、北京に居住する人数が1万人を超えました。
少数民族が集中している地域は都市部より農村部には比較的に多く、かつて少数民族が集まり住んでいた都市部は、インフラ整備に伴うコミュニティの改築に従い、次第に居住地が分散してしまいました。
北京市の16の区や県にはいずれも少数民族が暮らしており、しかもどの区や県にも少数民族が30以上あり、とりわけ、朝陽区と海澱区には55の少数民族が揃っています。
北京市の少数民族80万のうち、6割を超える49万人は都市部に、最も人数が多いのは、朝陽区14万人、海澱区13万4500人で、いずれもこの前の番組に出た山西省の12万人を超えています。それに3位と4位は西城区7万8700人、豊台区7万1800人となります。
近年は住宅団地の改築に従って、これまで集中していた少数民族が分散することになり、各民族の融合が進んでいます。
少数民族が人口の20%から49%のコミュニティが10カ所あり、そのうち、牛街、馬甸、上地はホイ族が集中していることで知られます。
北京市の少数民族は若年層の割合が高く、高齢化がそれほど進んでいないのが目立ちます。国勢調査によりますと、14歳以下は12.4%、14歳から64歳は80.4%で、65歳以上は7.2%、平均より1.5ポイント低くなります。しかも、少数民族の平均年齢は34.4歳で、平均より2.9歳若くなります。
北京市には民族郷が5つ、民族村が123カ所あります。民族郷は常営ホイ族郷、于家務ホイ族郷、檀営蒙古族郷、喇叭溝門満族郷、長哨営満族郷で、民族村には、満族の村が74カ所、ホイ族村は45カ所があり、民族村は、北部の懐柔区に36カ所と最も集中してあります。
北京で人口がもっとも多いのは満族、清王朝から多く北京に住みついています。ホイ族は人口が2位、集中して居住するのが特徴です。
ホイ族のコミュニティとして一番名を知られるのは、牛街です。有名なレストランが軒を連ねて、ホイ族だけでなく、北京市民全体に人気が高いグルメの町です。
詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)