北京
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●ゴジラの劇場版アニメが中国公開決定
昨年11月に日本で公開されたアニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』が9月21日に『哥斯拉:怪獣行星』のタイトルで中国で一般公開されることが決まりました。本作は中国でも大人気の「名探偵コナン」シリーズの静野孔文監督と、『亜人』の瀬下寛之監督がタッグを組んで送り出したもので、「ゴジラ」シリーズ初の長編アニメ映画であり、同シリーズ3部作の第1部でもあります。このシリーズは巨大な怪獣たちが支配する2万年後の地球を舞台に、故郷を取り戻すべく帰還した人類の闘いを描く物語で、第2部の『GODZILLA 決戦機動増殖都市』が今年5月に日本で公開され、最終編となる『GODZILLA 星を喰う者』が11月に公開される予定です。これら2作の中国公開も待ち遠しいです。
●中国で話題の軍事映画2作品、日本で同時公開へ
2018年の年間ランキングで暫定1位となっている中国映画『紅海行動(Operation Red Sea)』(2018)と『空天猟(Sky Hunter)』(2017)という、中国現代の空海軍の実力を全面的にアピールするミリタリーアクション2作品が9月22日に日本で同時公開されることが決定しました。日本語タイトルは『オペレーション:レッド・シー』と『スカイハンター 空天猟(くうてんりょう)』となり、東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋にて公開されます。『オペレーション:レッド・シー』は香港の林超賢(ダンテ・ラム)監督がメガホンを取り、中国軍隊の活躍を描いた『XX行動』シリーズの第2弾。2016年に話題になった前作『湄公河行動(メコン大作戦)』は、2011年に起きたメコン川中国船襲撃事件を映画化したものでしたが、今作は中国海軍による海外救援を描いたものとなっています。『スカイハンター 空天猟(くうてんりょう)』は中国の女優、範氷氷(ファン・ビンビン)の夫として知られる俳優の李晨(リー・チェン)の初監督映画で、テロと戦う中国空軍のパイロットたちの姿を描いた戦争アクションです。
●中国版『陰陽師』映画の監督は郭敬明(グオ・ジンミン)に決定
夢枕獏の人気小説『陰陽師』が中国で映画化する動きが出てきました。その監督には、人気小説家で、2013年に自身の小説を原案とした『小時代(Tiny Times)』で映画監督デビューを果たした郭敬明(グオ・ジンミン)が起用され、注目を集めています。ちなみに郭敬明と言えば、自身の小説が原案の映画『悲傷逆流成河(Cry Me A Sad River)』がいよいよ9月30日に全国公開される予定となっています。(ミン・イヒョウ 謙)