北京
PM2.577
23/19
広西チワン族自治区の南寧で5日と6日、中国とASEAN各国による、災害発生時の被害軽減や救助に関するシンポジウムが行われました。ベトナム、ラオス、フィリピンなどから政府関係者や専門家らが出席しました。
中国応急管理部災害救援局の厖陳敏局長は、「隣り合っている中国と東南アジアが、災害対応で互いに援助し、支持し合って、被害の軽減で絶えず成果を上げている」と評価しました。
さらに厖局長は「中国は緊急対応のレベルアップを図り、被害の軽減や救助能力の向上に努めていく。災害の発生後でなく発生前の予防に一段と重点を置き、単独の災害から総合的災害へと対応策を切り替え、被害の軽減からリスクの軽減へと転換していく。中国とASEAN諸国は、こうした分野で協力を深め、自然災害の被害軽減に貢献していく」と表明しました。
また、ASEANで災害管理や人道支援を担当しているパタンワンジ氏は、「中国はこのところ、防災や被害軽減の面でASEANに技術を提供し、また人材養成などを行っているほか、ドローンなどのハイテク設備を被害状況の調査や被害軽減のための重要な手段としている。ASEANと中国が連携を強化すれば、経済面へのダメージを減らすことができるだろう」と述べました。(Mou、森)