北京
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1時間目 第18回アジア競技大会が開幕間近&野村万作・萬斎が北京で狂言公演
担当:王小燕、斉鵬
北京は二十四節気の「立秋」が過ぎてから朝晩がやや涼しくなりました。とはいえ、日中はまだ蒸し暑く、セミの鳴き声がよく聞こえます。
今週の番組はまず、8月に始まった新コーナー「CRI時事解説」です。世界中から注目されている中米貿易摩擦について、中国国際放送局(CRI)論説員が書いた論説文を中心にお届けするこのコーナーですが、今回のタイトルは「160億ドルの中国製品に課された追加関税の裏で」です。
続いての「旬な話題」は、インドネシアで今週末に開幕する第18回アジア競技大会にフォーカスします。斉鵬アナがCRIからの派遣記者として、15日に現地に向かいます。出発に先立ち、今回は、今大会や中国選手団の基本状況、それに取材記者としての注目点を紹介します。次回以降の番組では、現地からの見聞やレポートが届くのを楽しみにしています。
後半の「スペシャルバスケット」では、先週末に北京で行われた狂言師、野村万作・野村萬斎による北京公演にスポットをあてます。中日平和友好条約締結40周年を記念して開催された今回の公演はチケットが瞬く間に売り切れたほどの人気ぶりでした。公演終了後に、万作さん、萬斎さんにマイクを向けてみました。
2時間目 福田康夫元首相、南京大虐殺遇難者同胞記念館参詣の意義
担当:王小燕
今月は「戦争と平和、そして心の和解を考える」シリーズです。今回は6月末、福田康夫元日本首相が南京大虐殺遇難者同胞記念館を訪れたことの意義をめぐり、各界の声をお伝えします。
6月24日、福田康夫元日本首相が上海で上海交通大学、復旦大学、中華日本学会などが主催する一連の学術会議に出席した合間に、南京市江東門付近にある「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館」を訪れました。この記念館を訪れた日本の首相経験者は、村山富市、海部俊樹、鳩山由紀夫各氏に続いて4人目となります。
その日、王小燕アナが中国国際放送局派遣の記者として、訪問の現場で取材にあたっていました。福田元首相はどのような気持ちでこの記念館を訪れ、また今回の参詣が「中日平和友好条約」の締結から40年になる今後の中日関係にどのような意味を持つのか、今日はこのテーマをめぐり、福田元首相、そして中日各界の関係者の思いにフォーカスしてお送りいたします。
この訪問には、中国人民政治協商会議委員を務める中国社会科学院日本研究所の高洪研究員、江蘇省外事弁公室の関係者らが同行しました。高洪研究員は2018年8月号の日本語月刊誌「人民中国」に、「南京で歴史と向き合う」と題したリポートを寄稿し、福田氏が記念館を訪れた一部始終について分かりやすく綴り、その意義を評価していました。番組では、この記事を現場で取材した音声と合わせて紹介いたします。