北京
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一時間目 情報番組「Beijing Hour~北京アワー~」
北京の最新情報や中国で話題になっていることなどをゆるりとお伝えする番組「北京アワー」。入社8年目の劉叡アナと北京歴3年目の星和明アナのコンビが隔週でお届けしています。大きなニュースにならないけれども、中国で話題になっていることやもっと掘り下げてみたい身近なことなど、今の中国のありのままの姿について自由気ままにお話していきます。
5回目は、「中国のジュース~北氷洋と格瓦斯~」に関する話題です。現地でしか飲めない、日本ではなかなか味わえない一風変わった味などについて、中国らしさ満載でお届けします。
「Dr.劉のお悩み相談室」
今を生きる中日の若者の悩みにアドバイスをする「Dr.劉のお悩み相談室」。今回は、早稲田大学から復旦大学に留学していた西野杏奈さんの「帰国したら中華料理が食べられないのが残念」というお悩みをお届けします。
二時間目 中国あれこれ&河北省
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーは河北省についてお送りします。
「中国あれこれ」は、中国航天科技集団はこのほど、世界から宇宙ステーション実験プロジェクトを募集すること、「北京市飲食業客用トイレの清掃モデル規則」の発表、投資安定化のための重要な取り組み、「スマート行政ブレーン」と「生態環境ブレーン」の披露などについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」は河北省の話です。
河北省政府の民族宗教事務局が7月10日にそのオフィシャルサイトで発表した情報によりますと、河北省には55の少数民族がいずれも住んでいる人がいます。
そのうち、人口が最も多いのは満族、243万人、それにホイ族が2位の68万人、蒙古族が3位の24万人、朝鮮族が4位の1万7000人です。この4民族は古くから河北省に居住しているものとされ、ほかの少数民族は現代になって以降、現地に移転してきたものとされます。
河北省には少数民族が人口全体の4.8%を占める357万人おり、少数民族の人数は全国で9位にランクされます。
省内には6つの少数民族自治県:大厂、孟村ホイ族自治県、青龍、豊寧、寛城満族自治県、囲場満族蒙古族自治県があります。
それに滦平、隆化、平泉3つの民族県、50の民族郷、1393の民族村が設置されてあります。
中国、華北平原の北部に位置する河北省、略称は冀、東は渤海湾、西は太行山脈、南は衛河で、北の山々は万里の長城を越えて内蒙古高原につながります。
今日の河北省には満族、蒙古族など北方の民族が多く住んでいるのは地理的、歴史的な原因があるとみられます。
河北省では人口が最も多い少数民族は満族、243万人。遼寧省に次いで、2番目に満族が多く分布する省で、主に北部の承徳、秦皇島に満族が集中しています。
万里の長城と隣り合い、北は内蒙古高原につながる承徳地区、昔から地理的かつ軍事的要所で、満族は北部から河北省に入る当時、兵士が少なからず駐屯していました。
さらに清の時代に、承徳地区は北京に継ぐ2番目の政治の中心、清朝皇帝の避暑行宮がこの地区にあったことで、夏の多くのイベントがここで行われていました。
このほか、北京では人口が増え、耕地が不足だったため、清朝政府は住民を北京から北の承徳地区に移転させ、荒れ地を開墾しました。
地元の満族には、承徳は第二の故郷とでも言われます。
詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)