北京
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一時間目 ラウンジトーク〜三人行〜
雨降りの日が続き、梅雨のような蒸し暑さがある今年の北京。暑いとはわかっていながらも、眩しい太陽、青い空が恋しくなります。そんな北京からお送りするハイウェイ北京木曜日1時間目は、劉叡、日本人スタッフの梅田謙、星和明の男3人のコーナー「ラウンジトーク〜三人行〜」。それぞれが興味のある話題を持ち寄って、三者三様で中国について語り尽くします!今回は「2017年卒大学生の就職率、全体的に安定傾向」、「ソフトバンクと百度、自動運転バスの日本での実証実験を2018年度中に開始へ」、「サッカーに熱狂する中国人」についてです。番組ラストの「今週の一言」までお楽しみください!
二時間目 中国あれこれ&内蒙古自治区
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーは内蒙古自治区についてお送りします。
「中国あれこれ」は、中古車市場の活況、秦の始皇帝の陵墓に埋葬された銅車馬の復元、北京市の生態保護、天壇公園の修復などについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」は内蒙古自治区の話です。
中国北部、蒙古高原の南部に位置する内蒙古自治区。1947年7月1日に、蒙古族の政治家、ウランフ(烏蘭夫)の指導の下で中国初の自治区として設立されました。内蒙古自治区の初の主席に就任したウランフは、モンゴル族出身の政治家。
内蒙古自治区は、北はモンゴル国、南は遼寧省、河北省、山西省、陝西省、甘粛省に接し、西にゴビ砂漠があります。
面積が118万平方メートルの内蒙古自治区、大部分が草原で、農業・牧畜業が盛んに行われ、産業は全体として牧畜業が主体ですが,東北部の大興安嶺一帯は林業が盛んで,森林資源は全国の6分の1を占めます。また、石炭埋蔵量は山西省に次ぎ全国第2位です。
内蒙古自治区は、人口が2470万、うち、少数民族の人口は、5分の1を超える500万余りです。
蒙古族のほか、ダウール族、エヴェキ族、オロチョン族、回族、満州族、朝鮮族などが居住しますが,蒙古族が全体の3分の1を占めています。
中央部を陰山山脈が横切り、山の北側は草原とゴビ砂漠,南側は、黄河沿岸の河套平原で、品質の優れた穀物がとれることで知られる穀倉地帯です。
内蒙古自治区の中心地はフフホト市。1947年に自治区が設立された当時に自治区政府はウランホト市に置かれていました。その後1949年に周恩来総理の認可を得て、自治区政府が張家口市に引っ越し、さらに1952年に張家口市は河北省に編入されたことで、自治区政府はフフホト市に移転されました。
フフホトという市名は緑の町という意味、町の北部の大青山にちなんで名づけられたのだということです。
2017年末までに住民が311万5000人、内、市街地には215万人ほどいます。
フフホト市は中国で名を知られる牛乳の都で、中国乳業の大手2社、「伊利」も「蒙牛」も本部をフフホト市に置いています。乳牛の数も乳製品の生産量も全国でトップを行っています。
乳業企業がフフホト市に13社あり、従業員が1万7000人、乳業関連の仕事をする従業員は60を超えています。
詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)