北京
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1時間目 W杯ロシア大会 SNSでの中日サッカーファンたちの対話/大学生の最新就職事情
担当:王小燕、斉鵬
まずは、西日本を中心とした豪雨被害に対し、心からお見舞い申し上げます。
北京放送の古いリスナーさんで、高知県四万十市右山五月町にお住まいの杉村和男さんが7月6日に寄せられたメールによりますと、普段は川底が見えるほど、水が澄んでいることで知られる四万十川の水が濁流になっています。そして、四万十川にある沈下橋(洪水で橋が水中に沈下することを想定し、更なる川の氾濫を避けるために最初から欄干を作らない橋)は全て水没していることも伺いました。杉村さんはお便りでは、「美しい風景や花を観賞して、心癒してくれるのも自然ならば、大雨、猛暑、極寒など厳しいのもまた、自然と痛感します」と結んでいましたが、心からうなずけるお話です。洪水が被災した地区から一日も早く引き、被災区の一日も早い復旧を北京からお祈りしております。写真は杉村さんが6月24日、愛媛県西予市宇和町明間の「桂川渓谷」での撮影です。
なお、CRI日本向け周波数に一部調整が行わることをご案内します。7月19日-8月17日はメンテナンスのため、一部周波数での放送が休止となります。詳しくは公式サイトの「番組表と周波数」、もしくはスマホ向けアプリ「CRI日本語」の「About us」までご確認ください。ご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます。
今週の番組は「旬な話題」2本立てでお送りします。まずは、サッカーW杯関連で、中国のSNSでの書き込みを中心にお送りします。今回は主として、サッカー日本代表に対する評価、両国のサポーター同士の微笑ましいやり取りなどを中心にお届けします。後半は、大学新卒者の就職動向に関する最新の動きです。今年の中国では、大学新卒者の数は820万人に達し、去年の795万を抜いて史上最高となりました。2006年、成都に創設された中国の調査会社「麦可思」が毎年発表されている「中国大学生就業報告書」に基づいてお伝えします。
【お便りの抜粋】
高知県・杉村和男さんの「四万十」植物便り
こちらで咲いている花の写真をお送りします。
ハンゲショウ(半夏生)
名は暦の半夏生の頃、上から3枚の葉が白くなることに由来します。花はトカゲの尾のような地味なもので、目立ちません。梅雨時に白い葉が見た目に涼しげであることと、個性的な名前から、よく話題になります。学名はSaururus chinensis(ソーララス キネンシス)で、ソーララスはギリシャ語で「トカゲの尾」の意、キネンシスは「中国」です。水湿地に生えますが、開発によって湿地は激減しており、珍しい植物になりつつあります。6月25日、高知県四万十市不破(ふば)での撮影です。
ヤブカンゾウ(藪萱草)
湿地に生え、標高1000メートル以下の山地渓流沿い、水田周囲などで普通に見られます。 同じ仲間にノカンゾウ(野萱草)が有り、ヤブカンゾウは花が八重、ノカンゾウは一重です。 花色がいかにも夏らしく、鮮やかなオレンジ色です。6月25日、高知県四万十市トンボ自然公園での撮影です。
リョウブ(令法)の花
名は昔、飢饉の時に、この植物を栽培する法令が出されたことに因みます。沿海地から標高1000メートルを超える山地まで、広く見られます。言い換えれば適応力の強い樹木で、なるほど飢饉のような厳しい天候でも、この植物なら耐えると思います。一方、近年では増えすぎた鹿による害も増えています。
オオハンゲ(大半夏)
四万十川流域では標高500メートル以下の山地に、普通に見られます。花と言うより、観葉植物のようですね。一昨日、6月24日、愛媛県西予市城川町龍沢寺での撮影です。
キツリフネ(黄釣船)
名はツリフネソウ(釣船草)という紅色の花があり、これに似て花が黄色いことによります。ツリフネは花を吊るして飾る花器のことです。山地の木陰に生え、多くは渓流沿いにあります。この花にも涼感があります。四万十川流域では、標高400メートル以上の山地に生え、高い山ほど、多くなります。6月24日、愛媛県西予市城川町龍沢寺での撮影です。
ホタルブクロ(蛍袋)
名は昔、子供達が、この花の中に蛍を入れて遊んだことに因みます。この花の近くには、川の有ることが多く、蛍が居る、もしくは昔、蛍が居たようです。昔というのは、最近は農薬を使うことが多く、川が汚染されて蛍が居なくなった所も多いようです。四万十川流域では、沿海地を除いて、全域に見られます。標高1000メートルを超える山地では、八月くらいまで見られます。 梅雨時に、涼しげな花を咲かせます。 6月25日、愛媛県西予市城川町での撮影です。
2時間目 ボクらの大学生活・前編 日本語との出会い~新卒者3人に聞く
聞き手:王小燕
左から李志淵さん、王小燕アナ、楊雅捷さん、張帆さん
7月は中国では卒業式の季節です。この夏、大学と大学院を新卒する学生3人をスタジオに迎えました。
この3人とは、清華大学外文系日本語専攻の楊雅捷さん(北京生まれ)、中国人民大学日本語専攻の李志淵さん(浙江省台州生まれ)、北京第二外国語学院日本語言語文学修士課程の張帆さん(河北省邢台市生まれ)です。
今週と来週の2回に分けて、皆さんの大学(院)生活、卒業後の進路、日本語、そして日本とのかかわりを聞きます。今回の番組では、皆さんの日本語との出会い、卒論や修論の取り組み方、そして、サークル活動などにフォーカスします。中国人学生のキャンパス生活、人生や世界へのとらえ方、ひいては、中日関係の今後などに対するありのままの考えを伝えます。