北京
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1時間目 「大地の芸術祭」が29日に開幕、中国人アーティストの作品も多数、&中国のAI字幕翻訳の現場では
担当:王小燕、斉鵬
今週は「スペシャル・バスケット」2本立てでお送りいたします。前半は7月29日に、新潟県で開幕になる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」にフォーカスします。7回目の開催を迎えた今年の芸術祭は、過去に比べて、中国エレメントがふんだんに盛り込まれていることで注目されています。中国からは徐氷、馬岩松、鄔建安、張哲溢、高瑀、鄭宏昌、王思順、蔡国強、向陽らによる8つのアートプロジェクトが出展されるほか、会期中に開かれる「中日平和友好条約締結40周年記念イベント<チャイナアートプログラム(中国芸術季)>」では、展覧会、ワークショップ、セミナー、林間学校、交流・視察ツアー、チャイナ・ナイト(中国之夜)などの催しも予定されています。今回の芸術祭の見どころをめぐり、先日、記者会見で北京にお見えの「大地の芸術祭」実行委員長で、新潟県十日町市の関口芳史市長(写真)にお話を伺います。
後半は、北京放送OBの白昊さんを迎え、白さんが最近で現場で体験したAI字幕翻訳の様子をリポートしてもらいます。AI翻訳と人工の通訳、今後はこの両者はどのような関係が構築されていくのか、白さんが実体験を織り交ぜて伝えます。
2時間目 日本語教師からの西安だより~西北大学・薛紅玲さんに聞く
聞き手:王小燕、梅田謙
各界で活躍している方たちにじっくりとお話しを伺う「CRIインタビュー」、今日は、西安からのお客様を初めてスタジオにお迎えします。中国の改革開放が始まる年から日本語を習い始め、その後、日本での留学や仕事を経て、現在は西北大学日本語学科で教べんをとっている薛紅玲さんです。
日本語と出会って40年が経つという薛さん。「日本語抜きにしては語れない人生」と、自らの歩んできた道を振り返ります。今、日本語教育の第一線で活躍中の薛さんは、現代の若者たちの日本語学習への向き合い方をどう感じているのか。また、シルクロードのスタート地点である古都西安の魅力とは。去年、2回にわたって西安取材をしてきた梅田謙記者と共にインタビューします。
【プロフィール】
薛 紅玲(せつ こうれい) さん
1962年中国寧夏生まれ、1978年西安外国語大学日本語科に入学、1982年卒。同年西北大学外国語学院日本語科に就職。その後、2回に渡り、日本留学をした。1994年〜1998年日本新潟大学人文科学研究科 留学、修士号を取り、2003年〜2006年日本麗澤大学言語教育研究科博士課程単位修了。西北大学日本語学科長、西安日本語教師会副会長を経て、現在西北大学日本語科で教鞭を執っている。
ほか、日本語教科書の編纂や翻訳出版にも携わっていた。主な出版物は『日本語聴解教程』、『開発你的大脑』(中国太白文芸出版社)などがある。