北京
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金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮国務委員会委員長とトランプ米大統領は12日、シンガポールで会談しました。この会談は双方による史上初の首脳会談となり、会談後、共同合意文書に署名しました。
両首脳は通訳のみが出席する45分間の単独会談を行いました。その後、両国代表団による1時間40分にわたる拡大会談も開かれました。両首脳は昼食会の後、現地時間午後1時40分、記者を前に共同合意文書の署名を発表しました。
共同合意文書によりますと、米国側は「両国民が平和と繁栄に対する願いに基づき、新しい米朝関係を構築すること」を約束しました。双方はともに朝鮮半島において長期にわたる安定的かつ平和的なメカニズムを徹底させることになります。朝鮮は2018年4月27日に署名した『板門店(パンムンジョム)宣言』を再確認し、朝鮮半島の完全な非核化実現を明らかにしました。双方はまた、戦争捕虜と行方不明者の遺体を捜索し、身元の確認を終えた遺体は直ちに引き渡すことも約束しました。
トランプ米大統領は単独に開かれた記者会見で、中国の習近平国家主席を含む各側が朝鮮半島の平和促進に払った努力に感謝の意を示し、「韓国との合同軍事演習を停止する」と明らかにしました。これについて、シンガポールの新聞『聯合早報』は「中国が提唱した朝鮮の核実験とミサイル発射停止、米韓の合同軍事演習停止という『2つの停止』の意見は、各側に受け入れられていることを意味する」と伝えています。(殷、星)
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