＜2018FIFAワールドカップ＞開催国ロシアは準備万端

　2018 FIFAワールドカップが14日にロシアで開幕します。ロシアが開催するスポーツの大会の中で、単独種目として最大規模の大会となります。CRIの李大勇、孫娟、孫宇特派員が現地入りして、取材を始めており、ロシアは開会に向けた準備をすでに整えていると題するリポートが送られています。

　今回のワールドカップのために、ロシアは140億ドルを投資して、世界クラスのスタジアムを整備したほか、新空港と快速電車線路など、交通インフラの整備にも力を入れました。ワールドカップを通して、国のイメージアップを図るだけでなく、これを機にアメリカや欧州の一部国家と硬直に陥った外交関係の改善を同時に図るという狙いもあります。プーチン大統領はこのほど、「ロシアは世界のために扉を開いて、胸襟を開いた。ワールドカップロシア大会の出席を歓迎する」と表明しています。

　また、主要都市における銃と危険品の取り締まりも行いました。一部の危険品を製造する工場は大会期間中の操業停止が命じられ、試合会場周辺の治安確保のレベルも強めました。さらに欧州の一部のフーリガンを厳しく監視しており、彼らのロシア入国が禁じられています。最新調査の結果では、74%のロシア人が自国でのFIFAワールドカップの開催を「支持する」と回答しています。

　そして、14日の開会式に向けた準備も急ピッチで進められています。英国ポップシンガーのロビー・ウィリアムス、「宇宙人」の愛称で知られる元サッカー選手のロナウド、ロシアのソプラノ歌手のアイーダ・ガリフッリーナが開会式で歌い、サッカーと音楽を融合させた開会式になる見込みです。

　なお、開会式の終了後、同じ会場でロシア代表とサウジアラビア代表の試合が行われ、ワールドカップの正式な幕開けを迎えるということです。（Yan、星）