北京
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習近平国家主席は9日、上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第18回会議が行われる山東省青島市で、パキスタンのマムヌーン・フセイン大統領と会談しました。
席上、習主席は、パキスタンが初めて正式な加盟国として上海協力機構のサミットに出席することに祝賀の意を表した上で、「ここ数年、両国関係の発展の勢いは良好である。両国の全面的な戦略的協力は、双方にとっての貴重な財産であるだけでなく、新型国際関係を確立する模範にもなっている。中国はパキスタンとの関係を高く重視しており、パキスタンとハイレベルの往来や戦略的意志疎通を密にし、各分野における友好往来を強化して、中国・パキスタン経済回廊の建設や『一帯一路』構想の枠組み内でのエネルギー・交通インフラ整備といった分野における協力を着実に推し進めるとともに、反テロリズムなどの安全保障分野における協力をレベルアップさせ、両国関係のさらなる発展を推進していきたい」と述べました。
習主席はまた、「中国は、パキスタンが国家の独立と主権、領土の保全を維持することを引き続き支持していく。また、パキスタンが自主的に発展の道を選択することを支持する。中国はこれまで通り、核心的利益に及ぶ問題においてはパキスタンと互いに揺るぎなく支持し合い、両国の、そして発展途上国全体の共通した利益を守っていく」と強調しました。
これに対して、フセイン大統領は、「中国はパキスタンの信頼できる友人であり、固い絆で結ばれたパートナーでもあり、両国関係は揺るぎないものだ。パキスタンは『一つの中国』の政策を固く守り、中国の中核的な利益を断固として支持する。引き続き中国とハイレベルの往来を保ち、経済貿易や安全などの分野における協力を深化させ、中・パ経済回廊の建設を推し進め、国際問題や地域問題における協調を密にしていく。国際問題への対応において中国がより大きな役割を果たしていくことが、世界の安全と安定にとって重要なことだと確信し、これを支持する」と述べました。(藍、謙)