北京
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習近平国家主席は9日、上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第18回会議(SCO青島サミット)が行われる山東省青島市で、インドのモディ首相と会談しました。
席上、習主席は「モディ首相閣下とは、1カ月ほど前に武漢で非公式会談を行い、重要な共通認識に達した。両国と国際社会はこの会談を積極的に評価しており、中印関係に関心を寄せ、支持するという前向きなムードが出来ている。中国はインドと共に、武漢会談を新しいスタート地点とし、政治的相互信頼を引き続き増進し、互恵協力を全面的に展開して、中印関係がよりよく・速く・安定的な発展を遂げるよう推進していきたい」と述べました。
また、「両国が武漢会談で達した共通認識は、すでに早期の成果を収めている。双方はさらに努力し、戦略的意思疎通を保ち、経済貿易協力を拡大して、人的交流を推し進め、国際問題や地域問題で協力を強化していく必要がある」と強調しました。
習主席はさらに、インドが初めてSCOの加盟国としてサミットに出席することに歓迎の意を表した上で、インドをはじめとする加盟国と共に「上海精神」を発揚し、SCOの健全かつ安定した発展を推進していきたいとの意を示しました。
これに対して、モディ首相は「武漢で成功裏に行われた習主席との非公式会談はとても重要なものであり、これによって印中関係が良好な発展を実現すると確信した。あの会談は、必ずや両国関係史上の一里塚となるだろう。印中両国の協力は世界の平和と繁栄にとっても、とても重要なものである。インドは非公式会談の成果を踏まえ、両国関係が絶えず発展していくよう取り組んでいく」とした上で、SCOの新たな加盟国として積極的な役割を果たしていきたいとの意向を示しました。
会談後、習主席とモディ首相は共に両国の協力文書の調印式に立ち会いました。(藍、謙)