「習近平氏は信頼できる友人」=プーチン大統領

2018-06-06 16:09  CRI

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 ロシアのプーチン大統領は、モスクワの大統領府クレムリンで現地時間5月31日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)の慎海雄代表のインタビューに応じました。中国との関係や加盟国が増加した上海協力機構(SCO)の先行きについて見解を語っています。

 プーチン大統領は、まもなく中国を公式訪問し、上海協力機構(SCO)青島サミットに出席する予定です。

 「尊敬するプーチン大統領、チャイナ・メディア・グループのインタビューに応じていただき、誠にありがとうございます…」

 今回は、プーチン大統領が再選後に初めて外国メディアの取材に応じるもので、大統領府であるクレムリンでの初めての中国メディアによるインタビューとなります。プーチン大統領はまず「中国のすべての家庭が幸せで健康であるように」と祝福の言葉を述べました。そして、「ロシアは、中国との信頼できるパートナー、盟友、友人関係をとても重視している。両国は隣国であり、互いに利益をもたらす上で世界に二つとない関係を打ち立てた。2001年に締結した『善隣友好協力条約』は、両国関係という建物の土台のような存在だ。国の建設や国民への対応のあり方といった面で共通認識に達しており、両国を結びつけている」と述べました。

 プーチン大統領はまた、「中国共産党第19回全国代表大会での習近平主席の言葉を借りると、何が一番重要なのか、中国の国家主席はどう答えたのか。『人民の生活レベルの向上だ』である。この目的を達成するには様々な方法があるが、目標は同じだ。ロシアは、国民の生活レベル向上以外の目標は存在しない。そこで、われわれも考える。中国との関係をどう築くか、いかにしてこうした目標を実現し、外部の安全を確保するか。現代のイノベーション、デジタル経済、DNA技術、現代の調和の取れた社会や経済統制をつかみ所にし、新たな経済建設を強化していく。ゆえにわれわれの共通点は多い。努力さえすれば新たな成果を得られるはずだ」と述べました。

 習近平国家主席は5年前に「一帯一路」構想を打ち出し、2015年5月に中国とロシアの首脳が共同声明を発表し、中国の「一帯一路」とロシアのユーラシア経済連合の結びつきが始まりました。それから3年、この効果はすでに現れ、エネルギーや交通、航空宇宙などでの大規模なプロジェクトが成果を収めました。

 プーチン大統領は取材で、習主席が提唱した「一帯一路」を高く評価し、有益で重要かつ将来性のあるものだとみなしています。プーチン大統領は、「ロシアは一貫してこの提唱を支持し、両国の取り組みの連結は協力の潜在力を引き出している。去年、両国間の貿易総額は870億ドルに達した」と述べ、その上で「順調に伸びているので、この勢いや成長を維持するべきだ」と強調しました。

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 ところで、まもなく上海協力機構(SCO)青島サミットが行われます。加盟国が増加して初めて開かれる首脳理事会となります。プーチン大統領は「上海協力機構は拡大を経て世界的な組織となった。今後の見通しにも自信がある」と述べました。そして、「私たちは、他の国と対抗するためでなく、わたしたち各国の間、他の国の間で全面的かつトータル的な協力を確保するためだ。その国がどこにあっても、どの大陸にあっても、協力に必要な条件を差し出す。これらの国々との強い結びつきはわれわれ自身の発展の重要な要素となり、世界情勢に影響を及ぼす要素となる。それはプラスの要素となるだろう」と述べました。

 なお、プーチン大統領は、青島サミットへの出席に先立ち、習近平国家主席の要請を受け中国への公式訪問を行う予定です。両首脳は、2013年以降に合わせて20回以上会談するなど、密接な往来が世界から注目されています。プーチン大統領は、習主席との付き合いの話や印象を語りました。習主席はただ一人、誕生日を祝福してくれた首脳であり、2人一緒にウォッカを飲み、ソーセージを食べたそうです。「習主席はよきパートナーで、信頼できる友人だ」と評価しています。

 「あの時、われわれは1日の仕事を終え、習主席が誕生日を祝ってくれた。気さくで真摯に対応し、とても信頼できるパートナーだ。他の多くの国の指導者と同じように、最大限に成果を求め、国民の利益を考えている。立派な人間で、問題の分析が好きであり、国際問題や経済問題について語り合うのはとても面白い」プーチン大統領はこのように話しました。

 2016年に浙江省杭州で開催されたG20サミットの期間中、プーチン大統領はロシアから持ってきたアイスクリーム一箱を習主席にプレゼントしました。この温かいエピソードは世界の人々に興味深げに話されています。今回の訪問では何かプレゼントを用意したか、という質問について、プーチン大統領は「用意している。今は秘密だ」と笑いながら答えました。

 中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)の慎海雄代表は取材中、傘下の中国国際放送局のニューメディアアプリ「中露ヘッドライン」で、「プーチンのファンは誰?」というイベントを行い、1週間で1千万人が参加したと説明しました。慎代表は、ネットユーザーを代表して、プーチン大統領に面白い質問をたずね、大統領は一つ一つ快く答えました。

Q:ワールドカップでどこが優勝すると思いますか?

A:難しい質問ですね。優勝候補は多数あります。アルゼンチンとか、ブラジルとか。前回チャンピオンのドイツも候補ですね。プレースタイルが良かったです。あとはスペインですかね。

Q:一番好きな選手は?

A:ロシアやソ連ではレフ・ヤシン選手ですね。外国勢ではペレ選手が一番好きです。マラドーナ選手もすばらしいと思います。

Q:現在、どんなスポーツをしていますか?1日どのぐらい運動しますか?

A:1日2時間から2時間半ぐらいですね。器械体操や水泳とか。相手がいれば畳で柔道の稽古もします。しょっちゅうではありませんが、たまにアイスホッケーをします。「出来る」というほどではありませんが。

 30分以上にわたる取材で、プーチン大統領はロシアと西側諸国との関係や、朝鮮半島問題など、世界の注目を集める問題などについて論を展開しました。また、西側諸国によるロシアへの経済制裁について、「すべての不法な制限やグローバル経済の発展を損なう政策は徐々に解消していくだろう」と述べ、西側諸国との関係が何らかの形で回復することに期待を示しました。また朝鮮半島については、「ロシアと中国の立場は非常に似通い、あるいはまったく一致しているといえる。それは『半島の非核化を実現し、地域の緊迫した情勢を解消することだ」と述べました。(藍、森) 

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10月29日放送分
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