北京
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1時間目 今月のお便り抜粋、いたずら爺さん・奥田正彦のハンコ彫り「一叫一廻腸一断」
担当:王小燕、斉鵬
前半は最近届いたリスナーさんのお便りを抜粋してお送りします。今月もお蔭様で日本各地から火曜ハイウェー宛にお便りが届いています。心から感謝申しします。
まずはいつも季節感に富んだ美しい写真と共に受信報告が送られてくる高知県にお住いの杉村和男さんからのメールです。写真も杉村さんからです。
★高知県四万十市右山五月町・杉村和男さん
「8日の放送で、またまたお便りを紹介してくださり、ありがとうございました。さて、今、こちら四万十川周辺で咲いている花の写真をお送りします。15日の中国語講座で北海道富良野のラベンダー畑が取り上げられていましたが(中略)添付写真は昨日、四国カルストの大野ヶ原で撮影しました。自宅でもラベンダーを育てており、庭植え、鉢植えの花の中では栽培の容易な植物です。
ラベンダーは茎や枝を土に刺しておくだけで、簡単に根付きます。そうして、苗を大量に作ることが出来ます。ただ水切れには弱いようで、水やりを長期間怠ると、脱水症状を起こして弱ってしまいます。北海道富良野にも行ったことがありますが、四万十川でも広い土地があればラベンダー畑は簡単に作れます。ラベンダーは良い香りがしますね。こちらの海岸で夏に咲くハマゴウという植物にも同じような香りが有って、昔、寝つきの悪い子供の枕にハマゴウの実を詰めていたと聞いたことがあります。
愛媛県大洲市(おおずし)にある冨士山のツツジの写真もお送りします。冨士山はそのまま読むと「ふじさん」ですが、ここは「とみすやま」と読みます。麓から望むと富士山のようなので、この名が付けられたそうです。先月、4月22日の撮影です。
引き続き最近届いたお便りの抜粋を掲載いたします。
★東京都西多摩郡・小野崇夫さん(5月15日放送「CRIインタビュー」/フォーカス「第6回中日韓メディアシンポジウム」)
「メディアシンポジウム」により、各国との交流がより深くなることを期待しています。日本では、インターネットからの情報よりも、まだ、テレビ・新聞からの情報の方が信頼度が高いと感じている人が多いと思います。その点では、「古いメディア?」に頑張ってもらいたいです。
★鳥取市・松井博之さん(5月8日「CRIインタビュー」/中日ビジネス最前線で起きていること~松野豊さんに聞く)
松野さんが経済的に中国が日本と肩を並べる状態だと話しておられました。規模は較べられない程だと思いますが、それを置いてもそれ程の成長を遂げたんだなぁと改めて感じました。BCLラジオにしても中国製のラジオが世界を制覇していますし、互いにリスペクトして互いに成長していければいいのにと思いました。これからも楽しい放送をお願いします。
★愛知県・ゲンさん(5月1日「CRIインタビュー」/中国ウォッチャー14年 どう見るか中国の今を~松野豊さんに聞く)
野村総研中国研究センターの松野豊さんのビジネスに関わる14年間の中国ウォッチ・研究はとほうもないボリュームで、とても語り尽くせないもどかしさを感じられていたように思います。今や資本輸出国になった中国。激動・激変の中国を生身で観察・研究・関わりを持ってきた方は「価値観の多様性を認め、お互いに学びあう日中関係」を期待されていました。ストンと胸に落ちました。
★愛知県・ゲンさん(5月8日「ハイウェー北京」/李総理訪日、中日各界が歓迎の意を表す&北京で『祖父・大平正芳』出版座談会
大平正芳氏のお孫さんのお話は、当時全く関係のなかった私も、そこにいたような生々しさを感じました。
特に家の周りで騒ぐ街宣車を見ていた少女。渡邊満子さんの貴重な回想録は、築40年の傷みを静かに修理し、又新に次世代への屋台骨再生となるでしょう。
★埼玉県上尾市原市・牧野新さん(同上)
今日のハイウェイ北京は、中日韓首脳会談と大平正芳元総理のお孫さん渡辺満子のお話、大変ためになりました。スペシャル・バスケットのご本人とのインタビューの中で大平氏はパンダ(大熊猫)の存 在を知らず、このことが新聞に載り、それを見たパンダを来ることを心待ちにしていた黒柳徹子さんが怒ったそうだとのエピソードは初めて聞きました。
今回の中日韓首脳会談ですが、私も今後の良い展開につながっていけばいいと思っております。また、その結果について貴国がどのように受け止めたのかこの放送で確認したいと思っております。
後半は【イタズラ爺さん・奥田正彦さんのハンコ彫り】です。今月の印文は李白の詩「宣城にて杜鵑花を見る」からの引用です。
2時間目 日中経済協会上海事務所大分県経済交流室・難波一尚室長に聞く
聞き手:王小燕
「日本の自治体職員在中国 加油」(第58回)のゲストは大分県職員の難波さんです。このコーナーで初めてお迎えした大分県のお客さんでもあります。
難波さんの紹介によりますと、大分県には4,342箇所の源泉数があるほか、湧出量も279,462リットル/分で日本一を誇っています。バラエティに富んだ温泉が満喫できる別府をはじめ、別府湾沿いに開けたエリアにある海を望む水族館やテーマパークなどのレジャーも充実しています。また、グルメでは、特にブランド魚「関あじ・関さば」が名高い。海流の速豊後水道で育っているため、身が締まって、刺身で食べると絶品。そして、ここは留学生比率が日本トップクラスの県(毎年1位~2位で推移)としても知られています。立命館アジア太平洋大学(APU)をはじめ、約3,500人の留学生がいます。留学生と県民との交流プログラムや、留学生に対する起業・就職支援など、留学生にとってやさしい県でもあります。
中国との地方友好交流では、大分市が湖北省武漢市、別府市が山東省烟台市、日田市が江蘇省蘇州市呉県、佐伯市が河北省邯鄲市、臼杵市が甘粛省敦煌市と友好都市提携を結んでいます。また、大分県では湖北省との交流を行っており、毎年湖北省から研修生を大分県で受け入れています。
このような知られざる魅力がいっぱいの大分へ、今回は難波さんの案内で一緒に旅してみましょう。ところで、別府の町でよく目にする「地獄めぐり」の看板、いったいこれはどのような意味なのか、詳しくは難波さんの説明をぜひお聞きください。
【プロフィール】
難波 一尚(なんば かずひさ) さん
1979年生まれ、大分市出身。
2003年3月 大阪外国語大学卒業後、専門商社での勤務を経て、2013年から大分県に入庁。商工労働部、企画振興部などを経て、2018年4月から日中経済協会上海事務所・大分県経済交流室長に就任。