北京
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チベット仏教の高僧による読経
【一時間目】「仏誕節」について
「ハイウェイ北京-CRI中国情報ラジオ」木曜日1時間目のオープニングトークは、お菓子を食べるのに避けるべき3つの時間帯についてご紹介します。
「チャイナエクスプレス」のコーナーでは、22日に取材した「仏誕節」の様子をお伝えします。5月22日は、旧暦の4月8日です。お釈迦さまの誕生の日といわれています。仏誕節では中国で「仏誕日」、「浴仏節」とも呼ばれ、日本では「潅仏会」という言い方が一般的なのでしょうか。中国仏教協会の主催により、この日にお釈迦さまの誕生を祝う記念行事が北京市霊光寺で行われました。その様子をお届けします。
また、「社会万華鏡」のコーナーでは、「マイカー離れ」という中国の消費者に見られる新たな外出スタイルについてご紹介します。
北京霊光寺
漢伝仏教の高僧による読経(一番右は則竹秀南住職)
釈迦像
二時間目
中国あれこれ&甘粛省の少数民族
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーは甘粛省の少数民族についてお送りします。
「中国あれこれ」は、騰訊(テンセント)が発表した2018年第1四半期の決算のデータ、中国の民泊オーナーの環境保護への取り組み、蘭州市で「顔認証によるチェックイン」がスタートしたこと、北京市民のオンラインデリバリーの人気ものについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」は甘粛省の少数民族の話です。
甘粛省は中国西北部の内陸に位置し、東西に細長く、南西に青海省と隣り合い、二つの省の境には祁連山が連綿と続きます。祁連山は、青海チベット高原の北側にある崑崙山脈の最も北の支脈で、北西から南東方向の多数の平行した山脈から成ります。主峰は標高 5547mで、平均標高は 4000mを超え、 4500m以上は年間を通じて雪に覆われ、氷河も見られます。
弱水、それに疏勒河、石羊河などの内陸河川がここから源を発し,北麓に河西回廊のオアシス地帯を灌漑します。中国で二番目に長く、母なる川と呼ばれる黄色い河、黄河の支流、大通河の谷は、肥沃(ひよく)な農業地帯となっています。
甘粛省の中心地は蘭州市。省の名前「甘粛」は、張掖市の昔の名前、甘州の甘と、酒泉市の古代の名前「粛州」の粛とを合わせてできたものです。今から1000年ほど前の元の時代に甘粛省が設けられ、甘と略称されます。
2017年末現在、甘粛省には12の市、2つの少数民族自治州が設けてあり、面積が42万5900平方キロで、人口が2763万です。
甘粛省の経済は、石油化学工業を主とし、非鉄金属、機械製造など工業システムが形作られていて、中国で重要なエネルギーと原材料の拠点とされます。 「万宝山」と呼ばれるほど地下資源が豊富で、玉門市で石油が大規模に採掘されるほか、炭田が開発されています。
甘粛省の人口密度は一平方キロ、55.3人で、中国東部の省よりはるかに少ないですが、1990年より6人、1982年より12.22人と、少しずつ増えていて、いまも増える傾向にあります。
甘粛省少数民族事務弁公室のウェブサイトによりますと、甘粛省には、少数民族の人口が241万500人で、省全体の9.43%を占めています。主要の10の民族は、ホイ族、チベット族、トンシャン族、バオアン族、ユイグー族、蒙古族、カザフ族、サラール族、トゥ族、満族で、うち、トンシャン族、バオアン族、ユイグー族は甘粛省を主な居住地とするものです。
詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)