北京
PM2.577
23/19
1時間目 シルバー族&中国語版「旅かえる」
<ライフマガジン>
話題1:中国版グリーンカード
中国で、外国人の永久居留証は俗に言う「中国版グリーンカード」のことです。中国経済の発展に伴い、各国では中国の魅力が高まり続けています。巨大な消費者市場、目まぐるしく発展している科学技術の革新、包摂的で調和のある社会文化など、中国で学び、仕事をする機会を探す外国人がどんどん増えています。「中国版グリーンカード」を取得すれば、外国人が中国で移動したり、住宅を購入したり、医療を受けるうえの不便が大幅に減る一方で、中国国民と同様の待遇を受けるということです。
話題2:インターネット時代の「シルバー族」
インターネットなどの技術が急速に進む時代、高齢者は社会に見捨てられた弱者層だとみられ、中高年にやさしいインターネット環境の構築は急務となりつつあります。中高年世代が感情的欲求を必要としている一方、彼らが社会から得られる感情的なサポートが少なく、単一で、社会からの疎外感や精神的距離を感じやすくなっています。中高年に対し、インターネットを利用するスキルを教えていくだけでなく、彼らにとってより適切で有益なコンテンツを生み出し、中高年自身のニューメディア文化を創っていくべきだとみられています。子供の教育には膨大なお金や精力をかけていますが、親の世代への新しいライフスタイルの普及には、もっと関心を寄せてほしいのです。
話題3:中国語版「旅かえる」がいよいよ登場
今年初めから、日本のスマホアプリ「旅かえる」が中国で大人気となり、それを開発した日本企業を驚かせました。そして今、日本全国で旅する「かえる」がついに中国へも旅行に行くようになりました。大手Eコマース企業のアリババグループは「旅かえる」の中国大陸部における配信権を獲得し、中国版の「旅かえる:中国の旅」の内部テスターをスタートしました。内容も全面的にローカライズされています。例えば、かえるが行く観光地は、中国の観光スポットが含まれているほか、「おべんとう」には、焼き饅頭、「どうぐ」には、玉の飾り、ひょうたん、油紙傘などがあるそうです。
2時間目:<技術中国>12回目 中国の5G技術
皆さんにとって、中国と言えば、何を思い出しますか。このほど、当代中国と世界研究院は北京で、「中国国家イメージグローバル調査報告(2016/2017)」を発表しました。それによりますと、59%の海外回答者は中国の科学技術とイノベーション能力を認め、海外認知度最も高いのは、中国の高速鉄道で、その次は宇宙探査技術とスーパーコンピューターだったということです。そして、「ハイウェイ北京」月曜日の2時間目には、シリーズ番組<技術中国>をお届けします。12回目は中国の5G技術にクローズアップします。興味お持ちの方はぜひ最後までお聞きください。
朝、目が覚めると、スマートホームのシステムが起床後に、必要な小型家電のプログラムを自動的に動かし始めます。家を出ようとすると、コミュニティの階下にあるゴム箱が「ここに置く場所がありますよ」と教えてくれるので、そこまでゴミを持っていきます。家を出て乗り込むのは自動運転の自動車で、何もしなくてよいので、映画をダウンロードしたり、頼んでいた宅配の荷物が今どこにあるかをチェックしたりできます。会社に着くと、自動車のインターネットのシステムが駐車場の空いた場所を教えてくれます。これは誰もが憧れる5G時代の光景ですが、私たちの暮らしは徐々にこうした時代に近づいています。中国の通信キャリアは今年、5G商用化の第一歩を踏み出しました。そして、2020年に大規模な商用化の実現を目指しています。では、5Gとは一体、どんなものでしょうか。