北京
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一時間目 中国のウーマノミクス
「ハイウェイ北京-CRI中国情報ラジオ」木曜日1時間目のオープニングトークは、広州地下鉄エスカレーターの「右立ち、左空け」の廃止についてお話します。
旬のニュースをお届けする「チャイナエクスプレス」のコーナーでは、「重慶の高校で成績優秀な学生に豚肉贈呈」、「映画『昼顔』、5月18日より中国大陸部で上映開始」という2本のニュースをお伝えします。
また、「社会万華鏡」のコーナーでは、中国のウーマノミクスについてお話します。
二時間目 中国あれこれ&トンシャン族
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーはトンシャン族(東郷族)についてお送りします。
「中国あれこれ」は、5月1日から抗がん剤を含む28種類の薬品に対する輸入関税が撤廃されること、北京市ではクラクションの違法使用を取り締まるための監視カメラが導入されたこと、デジタル読書市場が急成長していることについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」はトンシャン族の話です。
トンシャン族は甘粛省の少数民族の1つで、 アルタイ語系モンゴル語派に属する東郷語を使用し、鎖南、汪家集、四甲集の3方言に分かれます。
トンシャン族は民族独自の文字を持たず、ほとんどのトンシャン族は、漢語が通じ、漢語の文字を使用しています。
トンシャンは、もう一つの少数民族、ボウナン族の2つの民族の言語はよく似ており、互いに日常会話での交流が可能です。
両民族は、ともにイスラム教を信仰し、居住地区の各集落にはすべてモスク(イスラム教寺院)が建てられており、お経を唱え、礼拝を行います。子供は経典を学び、モスクは文化活動や議事の中心となっています。
主な居住地は、甘粛省臨夏ホイ族自治州で、洮(とう)川の西、大夏川の東、黄河の南と、三本の川に挟まれた山間部にあります。
このほかに、和政県、臨夏県、積石山バウアン族トンシャン族サラール族自治県、甘粛省の省都、蘭州市、定西地区や、甘粛省南部の甘南チベット族自治州にも分散して居住しています。
一部のトンシャン族は1950年代に甘粛省から新疆ウイグル自治区に移住しています。
トンシャン族の居住地はほとんど乾燥した山岳地帯で、境内には山々がつらなり、大小さまざまの渓谷があちこちにあり、海抜が高く、交通が不便です。
2010年の第6回国勢調査ではトンシャン族は人口が62万1500人。
トンシャン族の民謡「ホアル」は、中国西北部の甘粛省、青海省、寧夏ホイ族自治区の漢族、ホイ族、チベット族、トンシャン族、ボウナン族、サラール族、トゥ族などの間で歌われるものですが、独特な風情を持ち、中国全土で広く好まれます。
ホアルは、歌詞の中でよく女性のことを「花児」(中国語発音「ホアル」)と譬えることから、中国語で花児、ホアルという名前で知られます。
詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)