北京
PM2.577
23/19
一時間目 「両会議」の注目すべき点
「ハイウェイ北京-CRI中国情報ラジオ」木曜日1時間目のオープニングトークは、「国際女性デー」と、今年の全人代と政治協商会議に注目すべきいくつかのポイントについてお話します。
旬のニュースをお届けする「チャイナエクスプレス」のコーナーでは、「日本で人気高まる麻辣燙(マーラータン)、新たな中国グルメ代表に」というニュースをお伝えします。
また、今週からの新しいコーナー「社会万華鏡」では、「高騰し続けるご祝儀相場、8割以上が経済的プレッシャーに」と題する中国青年報の記事をご紹介します。
二時間目 中国あれこれ&青海省の少数民族
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーはウイグル族についてお送りします。
「中国あれこれ」は、中国観光業の新たな動き、高速リニアモーターカーの試作・組立、中国の宇宙船打ち上げ密度の記録更新についてお送りします。
「56の民族、56輪の花」はウイグル族の話です。
ウイグル族は、主に新疆ウイグル自治区に居住し、天山の南、タリム盆地のオアシス、うち、カシュガル、ホータン、アクス川、タリム川の流域に最も集中して住んでいます。このほかに、天山の東、トルファン盆地、天山の北、イリ川の沿岸に居住しているウイグル族も少なくありません。さらに中国大陸の中部、湖南省桃源県などにも住んでいます。
2010年の第6回国勢調査で人口は1006万9346人で、チワン族、満族、ホイ族に次いで全国で三番目に人口が多い少数民族です。
ウイグル語はアルタイの語系に属し、中心、ホータン、ロプの3種の方言があり、アラビア文字を表音文字として使います。 ウイグル族はほとんどイスラム教を信仰します。
ウイグル族は、中国北西部の、長い歴史をもつ民族の一つで、「ウイグル」という民族の名前はウイグル語で「団結」、「連合」の意味です。
1949年に新疆は平和的に解放され、1955年に新疆ウイグル族自治区が設けられ、中心地はウルムチ市に置かれました。
ウイグル族は、タクラマカン砂漠の周縁に点在するオアシス地域に居住しており、おもにオアシスでの灌概農業に従事してきたため、現在でも主に農業に従事し、綿花、ブドウの栽培や園芸に長じます。
ウイグル族の食事は、小麦を主食とし、羊や牛の肉を好み、野菜をあまり食べません。窯(かま)焼きパン「ナン」は独特な風味があり、新疆ウイグル自治区だけでなく、中国全土にウイグル族の「ナン」屋さんがあります。
ナンのほかに麺も主食としてよく食べます。「ラグメン」というウイグル族の麺は、トマト、白菜、羊肉などの炒め煮をかけた混ぜ麺です。ウイグル族は毎日、1回はこの「ラグメン」を食べるということです。
ちょっと贅沢した主食はもちろん「手抓飯」、手で掴むご飯です。ウイグル語ではポロと言い、カシュガルやトルファンなどのバザールでいつでも食べられます。今ではスプーンで食べますが、以前は手で食べたことから、この名前があったのです。
詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)