北京
PM2.577
23/19
こんにちは、日本人スタッフの森です。このところ行楽シリーズが続きましたが、今回は地域密着レポートとして、日ごろ買い物などに利用している自宅近くの日系のショッピングモールをご紹介します。23日に取材しました。
場所は北京の市街地南東部で、都市開発が進んでいる地域です。ご覧の通りに駐車場が充実しており、ややリッチなマイカー族を対象顧客としている様子がうかがえます。地下鉄の駅からは歩いて15分ほどかかりますが、無料の送迎バスがあります。私はいつも、自宅から“愛車”のスポーツサイクルで通っています。
建物は4階建てで、上の階からのぞいてみましょう。
4階はレストラン街になっています。店舗の約半分は中華系で、和食、洋食、軽食店なども一通り揃っています。
こちら、日本料理店前のショーケースです。上段に丼物、中段に一品料理が並び、下段にはお子様ランチも見えます。
こちらは3階のフードコートです。中国語で「大食代」などとも言います。写真では狭そうに見えますが、実際にはかなりの奥行きがあります。
2階は洋品店が中心です。春節の名残りもあって、バーゲンセールを実施しているようです。写真の店の衣類はかなり安いのでお勧めです。
1階に戻りました。写真は最近中国で人気上昇中の抹茶菓子の専門店です。この店は最近オープンしました。
日本でおなじみのファストフードもあります。ちなみに「ファストフード」は中国語で通常「快餐」と訳されていますが、中国ではハンバーガー系のチェーン店は日本ほど多くなく、「快餐」というとご飯ものなど定食も含みます。牛丼のチェーン店も「快餐」になります。ハンバーガーやサンドイッチ類を中心とした、日本で言う「ファストフード」に近い言い方として、「洋快餐」(=洋風ファストフード)という言葉があります。
こちらもおなじみの衣料チェーン店です。CRIのスタッフもこのブランドを愛用しているようです。
やや開けたホールが広がっていますが、クリスマスや七夕など記念日にはここでしばしば家族連れなどを対象にしたイベントが行われます。また写真の左側にあるのはベーカリーショップです。焼きたてパンの店は上記の「洋快餐」とともに北京で急速に増えており、パン食文化が徐々に浸透しています。
そして、最もよく利用するのがこのスーパーマーケット。同じく春節模様にデコレーションされています。ちなみに売り場内は撮影禁止です。
日本食品ももちろん揃っています。「日本産の高級米が瞬く間に売り切れ」と好意的に報道される場合もありますが、実際には高値が敬遠されて売れ残りも少なくありません。賞味期限の近い食品は「一口価」(=おつとめ価格)として、かなりの安値で販売されます。庶民派である我が家はそれが狙いだったりします。
中国ではネットショッピング利用者が急増しているので、実店舗での営業は衰退しているとも見られますが、日系の店は概して顧客応対もよく、楽しく買い物ができます。日本人にとっては心のオアシス的な存在でもあります(森 雅継)