雲南省、果物ワラントで貧困脱出

2017-12-25 20:33  CRI

 農業生産における抵当と担保の欠如、および資産価値の評価が困難であるという問題によって、多くの農民が融資難に陥っています。問題解決に向けて、雲南省大理市賓川県では、果物ワラントを抵当として融資する政策が打ち出されました。果物ワラントは農業部門から授与される土地使用権、果樹所有権および経営権を有する権利証です。この革新的な金融政策は融資難を効率よく解決し、高原地域における果物産業の発展を促し、現地の農民たちの貧困脱出に貢献しました。

 2017年末までの統計によりますと、果物ワラントをベースとする金融商品「果物融資(中国語名:金果貸、果物ワラントを抵当に、資産評価および第三者担保で融資するもの)」が賓川県で投資した融資総額は8.8億元で、7000人近くの農民に恩恵をもたらしています。同金融商品の牽引の下、賓川県のブドウ栽培面積は2013年の2000ヘクタールから1.2万ヘクタールに拡大し、ブドウとオレンジを主とする果物栽培は今や賓川県の経済発展をリードする産業の柱になって、賓川県の貧困脱出のスピードを大きく加速させています。今年末までに、賓川県では2000人を超える農民が貧困脱出できる他、貧困発生率は2.5%以下に下がる見込みです。(怡康、謙)

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