北京
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【一時間目】王実甫「西廂記」
「ハイウェイ北京-CRI中国情報ラジオ」木曜日1時間目のオープニングトークは、二十四節気の「小雪」について。
タイムリーな話題をお届けする「チャイナエクスプレス」のコーナーでは、「『2017年今年の漢字・流行語』選考始まる」というニュースをお届けします。
また、「読書の時間」は、「中国古代名人録」第45話、時は元の時代に入ります。元の戯曲作家、王実甫(おうじっぽ)とその代表作「西廂記(せいそうき)」についてご紹介します。「西廂記」は、元代の戯曲である元曲の代表的な作品であり、山西省にある名刹、「普救寺」を舞台に、旅の書生張生(ちょうせい)と亡き宰相の令嬢鶯鶯(おうおう)の波乱に満ちた恋愛を綴り、元代の社会を知る絶好の史料となっています。
【二時間目】11月の出来事・ニュース&トゥチャ族
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の前半は中国のニュース、出来事、イベントなどをご紹介する「中国暦」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーは湖南省の少数民族についてお送りします。
中国暦は、中国の新四大発明「高速鉄道、モバイル決済、シェア自転車、インターネット通販」について中国生活から感じたことも含めてご紹介します。
「56の民族、56輪の花」は湖南省の少数民族についてです。湖南省の人口5686万人のうち、10%ほどの641万人が少数民族です。多い順にトゥチャ族264万人、ミャウ族192万人、トン族84万人、ヤオ族70万人。民族自治州が1つ、湘西トゥチャ族ミャオ族自治州、民族の自治県が7つ、城歩と麻陽、二つのミャオ族の自治県、新晃、芷江、通道の3つのトン族自治県、さらに靖州ミャオ族トン族自治県、江華ヤオ族自治県があります。少数民族の自治による土地の面積は湖南省全体の28%。少数民族が100万人以上いるのは、湘西トゥチャ族自治州に、懐化市、張家界市です。
湖南省永州市江永県は、ヤオ族の村が多く昔のまま残されていることで知られ、1000年の歴史を持つ村もあります。同じ村に、同じ家族がずっと住み続け、ほとんど外部からの影響がなかった桃源郷です。村には、明の時代の建物とみられる家屋が約300カ所、明の時代の長城が850m、橋や楼閣、石碑など、公共の設備が整い、山あり川ありの景勝地として、永州市の観光業の目玉スポットとされています。
56の民族、56輪の花のコーナー、番組の冒頭に使うテーマソングは、中国で有名な歌手、宋祖英が歌ったもの。政府の特別手当をもらう数少ない歌手の宋さんは、湖南省生まれのミャオ族です。湖南省の山村に生まれた宋さん、いまは海軍政治部歌舞団団長に昇任するまで上り詰めました。詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)