11月21日 火曜日

2017-11-21 21:14  CRI

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 一時間目 北京の楓事情、ダブル11の取引総額更新と背後のゴミ問題

      担当:王小燕、斉鵬

11月21日 火曜日

 「番組サイト冒頭の写真は、きれいな青空の下で紅、黄色、緑の三色に錦、綾(あや)なす紅葉の一本を見せてくれました。さて、この樹木は"サトウカエデ"か、"イタヤカエデ"か、知っていたら教えて欲しい」 北京の最低気温は氷点下にまで下がりました。本格的な冬の到来です。3週間前に、ホームページ上の番組紹介で、放送局付近の紅葉の写真を掲載したところ、ハンドルネーム「Senxia」さんというリスナーさんの方から以下の質問が届きました。

 メールを受けて、番組担当の二人は慌てて調べる作業を始め、文字通りのにわか勉強をしました。それでも、色々勉強になりました。関係筋によりますと、今、中国でもっとも多くみられるカエデには、①五角楓 ②鶏爪槭 ③元宝楓 ④三角楓 ⑤茶条槭の5種類があること。そして、日本ではカエデの細かい分類が進んでいて、その数は128種類にも達しているそうです。

 では、Senxiaさんお尋ねの写真の楓の種類は何か?自分たちの判断だけではあまりに心細いので、北京玉淵潭公園の園芸担当の専門家・許暁波さんに検定していただきました。答えは、「たぶん元宝楓(Acer truncatum Bunge)ではないでしょうか。北京では今もっとも多く植えられているのが、この元宝楓です。元宝楓の中でも、ここ二年、新品種の『麗紅』が育種されました。注目の品種です」、ということでした。冒頭の写真は元宝楓です。

 春のサクラに決して負けないぐらいに、秋のカエデも奥が深いことがお陰様で、初めて垣間見ることができました。

 後半は「旬の話題」。今年で9回目の実施となるネット通販イベント・ダブル11を振り返ります。11月11日はアリババ傘下のネットショッピングサイト「天猫(Tモール)」をはじめ、ネット通販各社がバーゲンを実施する日です。今年の売り上げは、Tモールが1600億元、JD(京東)が1200億元という新記録をそれぞれ作り出しました。

11月21日 火曜日

 今年の新しい特徴として①バイル端末による注文がこれまで以上に増加。今年は全体の90%(2016年は約82%、2015年は約71%、2014年は45%、2013年は約15%のみ)。②買い物の対象は形のあるものからないものへのシフト。観光、車のサービス、家電製品の修理サービスなどの注文増が目立ちました。

 しかし、その一方、深刻化するゴミ問題が懸念されています。国家郵便局は、2017年、ダブル11期間中(11月11-16日)、全国の宅配業務の数は15億件に達し、昨年同期比35%増という見通しを出しています。一方、同じく国家郵便局の発表したデータによりますと、2016年、中国の宅配便が史上最高の312億件に。一人平均23件を発送したことになります。また、2015年、中国では宅配便に使われた段ボール箱は99億2200万個、テープは169億8500万メートル(赤道425周分相当)、プラスチックの袋が82億6800万枚に達しました。段ボール箱1個平均の重さが200グラムだとしても、これら宅配便から生じたゴミの重さは400万トン余りに達します。しかも、使われるガムテープの多くは、自然分解するのに数百年もかかるプラスチックの材料だそうです。

 二時間目 日本語学習に寄せる思い、広島大学日本語作文スピーチコンテストで聞く

      聞き手:王小燕

11月21日 火曜日

 11月18日に、中国人学生を対象にした「第12回広島大学日本語作文スピーチコンテスト」の発表会で取材した内容をお届けします。上の写真は左から中山大学・顧詩嘉さん、天津科技大学・蒋瑩さん、首都師範大学・牟欣悦さん、中国人民大学・王代望さん、貴州大学・樊偉璇さん。

 このコンテストのテーマは「日中国交正常化45周年を迎え、私が望む日中関係」。貴州大学、中国人民大学などからの大学生5人が、約120人の観衆を前に日本語によるスピーチで競い合いました。5人は日本や日本語との出会いを通して感じたことを作文に綴り、中日間の相互理解に向け、それぞれの視点から提案し、自らの抱負を語りました。

 45周年を迎えた両国関係に対して、今の大学生たちは何を実体験して、どのようなことに喜びを感じたり、不安を感じたり、あるいは、どのように未来を展望するのか、今日のこの番組は、5人のスピーチの抜粋と共に、皆さんに伺った話をお送りします。

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 なお、広島大学北京センターは、広島大学が2002年に首都師範大学国際文化学院に設立した初の海外教育研究拠点で、2006年から毎年、「日本語作文スピーチコンテスト」を開催してきました。12回目の今年は広島大学北京研究センター、首都師範大学日本文化研究センター、福山大学北京教育研究センターが共同主催しています。広島大学北京センターによりますと、今回のコンテストには中国全土28大学から約500作品の応募があったということです。今回発表をした5人は、一次審査(作文審査)と二次審査(ネット投票による音声審査)を経て選出されました。

 中国高等教育学生情報サイトによりますと、2015年12月30日現在、中国には503大学に日本専攻が設けられており、この数は英語の922大学に次いで2番目に多いです。日本の国際交流基金北京文化センターが2013年7月に発表したデータでは、中国の日本語学習の人数は2012年現在、約105万人に達し、3年前の調査に比べて26.5%増え、世界一の人数となっています。

 本日の番組は現在、大学で日本語を専攻している若者5人、そして、彼らを指導する日本人教師の思いを聞いてみました。

11月21日 火曜日

ラジオ番組
10月29日放送分
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  • ハイウェイ北京<月曜日>の担当者 劉叡琳_fororder_周一刘睿琳130
  • ハイウェイ北京<火曜日>の担当者 王小燕&斉鵬_fororder_周二小燕齐鹏130
  • ハイウェイ北京<水曜日>の担当者 謝東&劉非_fororder_周三谢东刘非130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 劉叡&孟群_fororder_周四刘睿孟群130
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