北京
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一時間目 中国人のライフスタイルを変えるモバイル決済
「ハイウェイ北京-CRI中国情報ラジオ」木曜日1時間目のオープニングトークは、アリババグループが運営する中国初の無人レストランについてです。無人スーパーマーケットや無人ガソリンスタンドに続いて、中国初の無人レストランが杭州でオープンしました。店に入って、タッチパネルを兼ねたテーブルに座り、ジェスチャーで料理を注文します。食事を楽しんだ後、財布もスマホも出さずに店を出るという便利なサービスです。人件費を大幅にカットしたため、通常の店よりコストが4分の1に抑えられます。アリババグループの創始者馬雲氏は、向こう数年内に、全国におよそ10万軒の無人レストランを増やしていく計画だということです。伝統的な飲食業にはきっと大きな衝撃をもたらすことでしょう。
タイムリーな話題をお届けする「チャイナエクスプレス」のコーナーでは、今日、「第19回党大会特別コラム」として、アリペイに関する話題を2つ取り上げます。
また、「読書の時間」は、「中国古代名人録」第39話、後世に画聖と称される盛唐の画家、呉道玄(ごどうげん)についてご紹介します。
呉道玄・「孔子像」
呉道玄・「八十七神仙図」
二時間目 10月の出来事・ニュース&トン族
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の前半は中国のニュース、出来事、イベントなどをご紹介する「中国暦」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーはトン族についてお送りします。
中国暦は、発展が続く高速鉄道、撤退したシェアモバイルバッテリー事業、そして、中国バドミントンのスター選手・林丹についてお伝えします。
「56の民族、56輪の花」は貴州省と主な居住地とするトン族についてお話しします。トン族は、漢字で「侗族」と書き、中国語ではdongzuと言います。人口は約300万人、55ある少数民族の中で10番目に多く、貴州省、湖南省、広西チワン族自治区の広い範囲に居住しています。比較的環境のいい山間部から谷あいの平野にかけて居住し、貴州省にはトン族の全人口の半分以上が住んでいます。また、交通が比較的便利なため、トン族は昔から漢族など、ほかの民族との関係が密接です。トン族の地域は亜熱帯にあり、一年を通して平均気温が16度前後、雨量が1200ミリ、暖かくて雨量が十分あるため、農業と林業に向いています。主な産業は水田耕作を中心に雑穀やトウモロコシを作る農業、それに桐油や茶油の生産、生薬の栽培などの林業で、主な作物は水稲、小麦、芋、トウモロコシ、それに綿花、タバコ、アブラナ、大豆などです。トン族には、杉材で作った独自の建築「鼓楼」があり、集会場や祭りの場として使われ、釘を一本も使わないことで知られています。祝祭日になると、トン族は鼓楼前の広場に集まり、女性たちが円陣を組んで、「トン族大歌」という歴史を物語る叙事詩を歌います。詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)