北京
PM2.577
23/19
一時間目 水泳ができないと清華大学を卒業できない?
「ハイウェイ北京-CRI中国情報ラジオ」木曜日1時間目のオープニングトークは、「水泳ができないと清華大学を卒業できない」という今年から実施され始めた中国の名門校、清華大学の新しい校則についてです。
「チャイナエクスプレス」のコーナーでは、「中国のインターネット経済は技術主導型」と「中国のネット有名人村が武漢に完成」という2本のニュースをお伝えします。
また、「読書の時間」は、「中国古代名人録」第36話、中唐の詩人賈島(かとう)とその詩をご紹介します。賈島は苦吟を重ねる詩風で、有名な「推敲(すいこう)」の語源とされる逸話を生みました。「僧推月下門」と「僧敲月下門(僧侶は敲く 月下の門)」、「推」と「敲」を比較すれば、確かに「敲く」ほうが、礼儀正しい僧侶のイメージ、及び静かな夜に門を敲く音まで連想させるので、詩のイメージにぴったりですね。
ちなみに、「推敲」という言葉は、「文章を書いた後、字句を良くするために何度も練り直すこと」を表します。
二時間目 最近のニュース・出来事&京(キン)族
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の前半は中国のニュース、出来事、イベントなどをご紹介する「中国暦」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーでは広西チワン族自治区の京(キン)族についてです。
中国暦は、北京市民の国慶節の旅行先、1995年以降生まれの新たなブルーカラーの収入事情、そして、世界を身近にする翻訳機械についてお伝えします。
「56の民族、56輪の花」は広西チワン族自治区を主な居住地とする京族についてです。東南アジアを主な居住地とする京族は、中国では主に広西チワン族自治区防城港市の三つの島に住み、ベト族とも呼ばれます。2010年の国勢調査では2万8200人。京族の祖先はベトナムの漁民で、魚の群れの後を追って16世紀にベトナムから中国に移動し、定住するようになりました。1960年代になると海を埋め立てて防波堤を作り、元の「キン族」三島、三つの島が大陸につなげられました。交通が便利になった上、水道が引かれて農業の開発が進み、漁業開発のための設備を整えられ、漁獲量が大幅に伸びただけでなく、真珠の養殖を盛んに行っています。さらに、1992年に開発区が設けられ、地元は沿海開放の町として認められたことで、漁業生産と販売、それにベトナムとの貿易が開放され、収入が安定して伸び、キン族も次第に余裕のある暮らしができるようになりました。現在では、養殖業、国境貿易や観光が主要な産業になっています。詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)