北京
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闻鸡起舞(wénjīqǐwǔ)
『晋書・祖逖伝』由来の言葉。
「闻」は聞く、「鸡」は鶏、「起舞」は舞う、、踊る。ここでは剣術の稽古を指
す。
祖逖は東晋の武将で、幼馴染の劉琨と大変仲がよくて、二人は同じ夢を持っていた。それは、中国を他国の侵略から守り、晋王朝を復興し、平和な世の中を作ることだった。二人はその夢のためには、努力を惜しまず、明け方鶏の鳴き声とともにを聞いて起き、庭に出て剣術の稽古をした。それは、1年中1日たりとも途切れることなく続いた。長い間の努力のかいがあって、祖逖は優れた軍事的能力を身に付け、将軍に任じられた。一方の劉琨はたぐいまれな文才で、地方行政の最高長官に任じられ、三つの州の軍事を管轄していた。
二人の絶え間ない努力に感心し、彼らが鶏の鳴き声とともに起きて稽古したことを「闻鸡起舞」と言って、目標のために弛まぬ努力することを指すようになった。
鹤立鸡群(hèlìjīqún)
これも『晋書』からの出た故事成語。
鶴が鶏の群れに立つ。鶴は高雅なもので、鶏は普通のもの。つまり、凡人の中に優れた人物が一人混じっているたとえ。
三国時代の末期から晋にかけて、中国史上有名な「竹林の七賢」の一人、嵇康の息子・嵇紹由来の言葉。その中で、嵇紹のことを「多くの人がいる中で、嵇紹を見た。ひときわ高く抜きん出ており、まるで野生の鶴が鶏の群れの中にいるようだ」と書かれていた。嵇紹は晋の恵帝を命がけで守っていたので、。亡くなったなくなった後も恵帝によく思い出されたという。
鸡犬升天(jīquǎnshēngtiān)
前漢時代の皇族、学者劉安にちなんだ故事成語。
話によると、劉安は仙人になりたくて、仙人になれると言われる仙薬の処方をもらって自ら調合していた。仕上げた仙薬を服用すると、身体が宙に空に浮き上がった。それどころか、家で飼っていた鶏や犬も庭に置かれた仙薬をなめたため、天に昇ったという。
後に、この言葉は一人が出世するとその親類縁者まで権勢を得ることのたとえとなった。