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去年10月8日、南アジアが突然の大地震に見舞われました。パキスタン北西部や、パキスタンが実効支配するカシミールなどが大きな被害を受けました。この地震で7万3000人あまりが死亡し、350万人以上が家を失いました。この大地震が発生して1年が経ち、北京放送の記者は被災地の復興状況を取材に行ってきました。
パキスタン北西部の辺境に位置するバラコットは、被害が最もひどかった地区の一つです。現在、各方面は、積極的に復興へ向けた活動を行っています。バラコットでは、まだ手つかずのところも残っていますが、道路の両側にはテント村が整然と並び、町の商店などもにぎやかで、住民の精神面でも震災直後よりかなり落ち着きを取り戻してきました。
同じ風景は、カシミール地区のムザファラバードでも見られます。ムハンマド・ラジャさんはケーキ屋を営んでいます。彼は娘さんと弟さんを地震で亡くしました。現在、ラジャさんは、これからの生活に希望を持っています。ラジャさんは次のように述べました。
「状況はだいぶ改善されてきた。以前は見られなかった近代的な設備も入ってきているようだし、今後の生活がよくなっていくと信じている」と語りました。
ムザファラバードとカシミール実効支配線の中間にあるムジャイ村では、村民のほとんどが新しいレンガ造りの家に引っ越しを終え、基本的な生活必需品も保障されています。ここには、中国から多くの援助物資も届いており、村民は中国に対し感謝の意を表しました。ある夫婦は次のように語りました。
「中国人は、われわれに質のよい絨毯や、食品、炊事道具などを提供してくれた。これらのものを、われわれは大切に使っている」と述べました。
一部の地区の再建が順調に進んでいるものの、そのインフラ施設と住民の健康状況は震災前とは比べものにならないくらい悪化しています。被災地は山間にあり、土石流などの影響を受け、復興作業が遅れています。最新の予測によりますと、復興にはまた8億ドルが必要だということです。
できるだけ迅速な復興のため、パキスタン政府は今年の初め、震災回復再建機構を設立しました。現在、この機構は被災地区に10億ドルの援助金を調達し、被災地区の95%の住民に住居を提供しました。また、パキスタン政府は、家屋が倒壊した家庭と農作業に従事する人たちの債務を免除しました。各方面の共同の努力により、被災地区の教育、医療、通信、交通、電力、供水などのインフラ施設は絶えず回復されています。
8日は、この地震が発生して1年の節目の日にあたります。パキスタンのムシャラフ大統領はムザファラバードで行われた市民の記念集会で「全国民が団結すれば、各種の困難を克服し、家々を建て直すことができる」と呼びかけた後、次のように語りました。
「2009年には、80%の復興を保証する。一部の大型のプロジェクトは、また4、5年が必要で、それも2010年には完成する」と述べました。
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