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イスラエル軍のガザ地区に対する軍事行動は30日も続いています。これに対して、パレスチナ自治政府のハニヤ首相は、この日ガザで、「パレスチナ自治政府を覆そうというイスラエル軍の企みは成功することはありえない」と述べました。
ハニヤ首相はこの中で、「イスラエル軍が多くの閣僚を逮捕したが、パレスチナ自治政府は依然として政府業務を続けている」と述べた後、「パレスチナ人民に対する侵略と封鎖を停止し、パレスチナの政治体制に干渉しないよう」イスラエルに要求しました。
一方、30日夜、パレスチナ武装組織であるアルアクサ殉教者旅団は、「ヨルダン川西岸で、またもイスラエル兵士一人を捕らえた」と発表すると共に、「イスラエルがパレスチナに対する軍事攻撃を停止しなければ、この兵士は処刑されるだろう」と述べました。
別の報道によりますと、イスラエル兵士を人質にしたパレスチナの三つの武装組織は1日声明を発表し、イスラエルに対して、イスラエルの収容所に拘束された1000人の囚人を釈放すると共に、ガザ地区に対する軍事行動を停止するよう要求しました。
パレスチナとイスラエル情勢の緊迫に伴って、国際社会はこの問題に強い関心を示しています。イスラエルを訪れた中国の中東問題担当の孫必幹特使は、拉致された人を直ちに釈放するよう関係方面に呼びかけると共に、パレスチナとイスラエル双方に対して、自制を保ち、事態のエスカレートを回避するよう求めました。
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